線対称の陣地広げる 陣目取
注: この記事には便宜上「ネスターゲームズのゲーム紹介」タグを付けています。
考案者は、多くの数学ゲームを考案している三好潤一さん。ご本人のこちらの記事によると、8ヶ月で50個ほどのゲームを考案したとあり、実際そのタイトルが羅列されています。スゴイ!
この『陣目取』、最初は正方形ボードのゲームとして生まれたようですが、正六角形ボードでも問題なく遊べます。いやむしろ、正六角形ボードで遊ぶ方がおすすめです。線対称ルールと相性がいいですから。
そしてこのゲーム、『ヤバラス(Yavalath)』の用具でバッチリプレイできるのです。
ルール
まずヤバラスを用意してください。紙のボードやペンでも代用可能です。
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この画像では正方形ボードで説明されていますが、正六角形ボードでもほぼ同じように遊べます。また、明記されていませんが「ボードは空っぽで始める」「置ける限りパスはできない」としてよいと思います。
テキストでも要約して書いておきます。
テキストでも要約して書いておきます。
- 2人用
- 先手は黒石、後手は白石
- 交互に自分の石を1つ空きマスに置く
- 同色の石のかたまりを「陣地」という
- 全ての陣地は線対称な形でないといけない。線対称でない石のかたまりができてしまう位置には、石を置けない
- 両者とも石を置けなくなったらゲーム終了。最も大きい陣地を持っている方が勝ち
「陣地」の補足
同色の石のかたまり(隣接してつながっている石たち)を「陣地」と呼びます。不安であれば、次の写真を見てください。
↓この写真には、白の陣地が2つ、黒の陣地が3つあります。石が1個でも立派に陣地です。
↓この写真には、白の陣地が2つ、黒の陣地が3つあります。石が1個でも立派に陣地です。
「線対称」の補足
↓この写真には4つの陣地があり、全て線対称になっています。
↓試しに、対称の軸(2つ折りにするための線)を引いてみました。
ではさて、線対称でない図形とは。
↓この写真には3つの陣地らしきかたまりがありますが、どれも線対称になっていません。これらのかたまりができるような位置には、石を置けないのです。
まだ不安な方へ
もう線対称の意味がバッチリなら、この項は読まなくて大丈夫です。むしろ、読まずに遊んだほうがいいです。「こういうことが起こるのか!」という驚きが少しだけ減っちゃいますから。
不安なら↓の写真をよく見てください。黒石を置けない場所を全て赤×で示しました。赤×がないところはどこでも置けますよ。ルール再確認用にどうぞ。
お気づきと思いますが、石を置くことで複数の陣地が合わさり、大きい陣地になることがあります。
遊ぼう! 工夫しよう!
さあ、ルールの不安がなくなったらあとは遊ぶだけです! 筆者は最初の数ゲーム、「なるほど〜」と何回も言ってしまいました。ぜひ、体験してみてください。
そして先のリーフレットにもありましたが、追加ルール、アレンジが面白そうです。例えば、めちゃくちゃ軽率ですが、以下のような追加ルール案を考えてみました。試していないので、楽しいかどうかは分かりませんよ!
Twitter - いがときしん(いが)さんによる陣目取のロゴ
冒頭の画像にあるロゴはこちらを使わせていただきました。漢字とひらがな、ダブルで線対称!そして先のリーフレットにもありましたが、追加ルール、アレンジが面白そうです。例えば、めちゃくちゃ軽率ですが、以下のような追加ルール案を考えてみました。試していないので、楽しいかどうかは分かりませんよ!
- 陣地は点対称でないといけない(線対称でなくてよい)
- 手番で石を動かしてもよい
- 手番で石を取り除いてよく、そのときだけ線対称ルールを無視してよい
- ゲーム中1回だけ線対称ルールを無視してよい
- 複数の陣地を接続したときは、石を2段重ねて置く(最後に面積2と数える)
- 既存の陣地と同形かつ面積5以上の陣地を作ったときは、再手番を得る
- 相手にリードを奪われたときは、赤石を1個得て、以降の手番に追加で置ける。赤石は有るものとも無いものとも好きに解釈して自分の陣地に含めてよい
- 勝敗を決めるのは2番目に大きい陣地の面積
- 勝敗を決めるのは面積5以上の陣地の数
- 勝敗を決めるときだけ、離れた陣地を合わせて1つの陣地とみなしてよい(合わせて線対称になっていれば合わせられる)
その他リンク
当ブログ内 - ヤバラスセットで遊べるゲームの記事
概要 / ルール集1 / ルール集2
ヤバラスの用具を使って遊べる別のゲームについて書いています。
以上、『陣目取』の紹介でした。
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『ヤバラス』はネスターゲームズ(nestorgames)の作品の1つです。ネスターゲームズについてご存知ない方は、こちらの紹介記事をどうぞ!
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