3目並べず4目並べ ヤバラス
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データ(ネスターゲームズ公式サイトより)
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◆タイトル: Yavalath
◆人数: 2〜3人
◆複雑さ(1〜5): 1
◆時間: 15分
◆価格: 19ユーロ(スタンダード版)
◆ゲームデザイナー: Ludi (invented by Cameron Browne)
◆個別ページへのリンク
◆日本語説明書へのリンク
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最初に紹介するゲームは『ヤバラス(Yavalath)』です。
「初めてネスターゲームズで買い物したい」という人に、私が最もおすすめするゲームです。
なぜおすすめか? それは……
● ルールが超単純!
● 価格が安い!
● 2人でも3人でも遊べる!
そして最も重要な点。
●これ1個でたくさんのゲームが遊べる!
汎用性があるのです!
どんなゲーム?
ともあれ、まずはボードを見てみましょう。ばばーん。
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やることは、ここに、白や黒の駒を置いていくだけです。
ルール。
自分の駒を4つ並べたら勝ち!
細かいことを抜きにすればこれで終了です。これだけで、なかなか侮れない奥の深さがあるんです!
……3連がダメということは、4連は「間を埋めて」作るということになります。また、2連を作ると危険な場所ができてしまいますね。
ルールの詳細は、公式の日本語説明書をどうぞ。ここから読み取れるように、3個並べるのと同時に4個(以上)並べた場合は勝ちですよ。
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3人プレイ
ヤバラスには、最初から3色目の赤い駒が入っています。「派生ゲーム」扱いですが、3人プレイができますよ。3個だけ並べてしまった場合は、その人だけが負け抜けになります(そこまでに置いた駒はそのまま)。
そして、
「次の手番の人が勝ちにリーチをかけている場合、たとえ自分が負けても止めに行かなければならない」
というルールが加わります。このルールが肝なんです。
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白は、黒の勝利を止めさせられてしまい、既に脱落済み
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パイルール
このゲーム、おそらく先手有利です。そこで、公式には色を入れ替えるルールが含まれています。説明書よりも詳しく説明してみますね。────────
1. Aさんが先手(白)、Bさんが後手(黒)だとする。
2. ゲーム開始。Aさんは白い駒を1つ置く。
3. ここで、Bさんは「このまま続ける」か「色を入れ替える」かを選択する。
4-1. 「このまま続ける」なら、Bさんは黒の駒を1つ置く。以後交互に、Aさんが白、Bさんが黒を置き続ける。
4-2. 「色を入れ替える」なら、最初の白はBさんが置いた扱いになる。Aさんは1つ黒の駒を置く。以後交互に、Bさんが白、Aさんが黒を置き続ける。
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……いかがでしょうか。色を入れ替える場合、先手の初手を奪う格好になるわけです。
このやり方は「パイルール」と呼ばれています。パイを2人で公平に分けたいとき、1人がパイを切り分け、もう1人がどちらを取るか選ぶ、という手法になぞらえているわけです。
パイルールは、先手有利がほぼ明らかな他のゲームでも、同じように適用できますよ。
さて。ヤバラスは基本ゲームも面白いのですが、この用具で多くのゲームが遊べるというところに大きな魅力があります。詳しくはこちらの記事で!
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