ヤバラス Yavalath

2018年11月2日

ネスターゲームズのゲーム紹介

t f B! P L
3目並べず4目並べ ヤバラス



データ(ネスターゲームズ公式サイトより)
────
◆タイトル: Yavalath
◆人数: 2〜3人
◆複雑さ(1〜5): 1
◆時間: 15分
◆価格: 19ユーロ(スタンダード版)
◆ゲームデザイナー: Ludi (invented by Cameron Browne)
個別ページへのリンク
日本語説明書へのリンク
────

最初に紹介するゲームはヤバラス(Yavalath)です。
「初めてネスターゲームズで買い物したい」という人に、私が最もおすすめするゲームです。

なぜおすすめか? それは……
● ルールが超単純!
● 価格が安い!
● 2人でも3人でも遊べる!

そして最も重要な点。
●これ1個でたくさんのゲームが遊べる!

汎用性があるのです!

どんなゲーム?

ともあれ、まずはボードを見てみましょう。
ばばーん。

シンプルだ。六角形ですね。
やることは、ここに、白や黒の駒を置いていくだけです。


ルール。
自分の駒を4つ並べたら勝ち

ただし、3つだけ並べたら負け

以上
細かいことを抜きにすればこれで終了です。これだけで、なかなか侮れない奥の深さがあるんです!

……3連がダメということは、4連は「間を埋めて」作るということになります。また、2連を作ると危険な場所ができてしまいますね。
ルールの詳細は、公式の日本語説明書をどうぞ。ここから読み取れるように、3個並べるのと同時に4個(以上)並べた場合は勝ちですよ。


勝ちと負けが常に隣り合わせという鮮烈さ、ぜひとも味わってみて下さい。

3人プレイ

ヤバラスには、最初から3色目の赤い駒が入っています。「派生ゲーム」扱いですが、3人プレイができますよ。

3個だけ並べてしまった場合は、その人だけが負け抜けになります(そこまでに置いた駒はそのまま)。
そして、
「次の手番の人が勝ちにリーチをかけている場合、たとえ自分が負けても止めに行かなければならない」
というルールが加わります。このルールが肝なんです。


白は、黒の勝利を止めさせられてしまい、既に脱落済み

パイルール

このゲーム、おそらく先手有利です。そこで、公式には色を入れ替えるルールが含まれています。説明書よりも詳しく説明してみますね。

────────

1. Aさんが先手(白)、Bさんが後手(黒)だとする。


2. ゲーム開始。Aさんは白い駒を1つ置く。


3. ここで、Bさんは「このまま続ける」か「色を入れ替える」かを選択する。


4-1. 「このまま続ける」なら、Bさんは黒の駒を1つ置く。以後交互に、Aさんが白、Bさんが黒を置き続ける。


4-2. 「色を入れ替える」なら、最初の白はBさんが置いた扱いになる。Aさんは1つ黒の駒を置く。以後交互に、Bさんが白、Aさんが黒を置き続ける。


────────


……いかがでしょうか。色を入れ替える場合、先手の初手を奪う格好になるわけです。

このやり方は「パイルール」と呼ばれています。パイを2人で公平に分けたいとき、1人がパイを切り分け、もう1人がどちらを取るか選ぶ、という手法になぞらえているわけです。

パイルールは、先手有利がほぼ明らかな他のゲームでも、同じように適用できますよ。




さて。ヤバラスは基本ゲームも面白いのですが、この用具で多くのゲームが遊べるというところに大きな魅力があります。詳しくこちらの記事で!


───────


このゲームはネスターゲームズ(nestorgames)の作品の1つです。ネスターゲームズについてご存知ない方は、こちらの紹介記事をどうぞ!

ブログ内検索

月別記事

翻訳(Translate)

メールフォーム(筆者に連絡)

名前

メール *

メッセージ *

QooQ