賭博覇王伝 零 を読む

2020年3月1日

本と漫画

t f B! P L

福本伸行さんの漫画『賭博覇王伝 零(ゼロ)を読んで、思うがままに書いていきます。感想、考察、ツッコミなど。主に、この漫画を読んでいる人と感想を共有したい……という記事です。例によってネタバレにはご注意ください

漫画の性格としては、同作者の『カイジ』や『アカギ』、その他数ある「負けたら死ぬ」系のギャンブルモノです。ただ、カイジなどよりずっとテンポが良いのがセールスポイントだと思います。

私はある程度のところまで既に読んでおり、再読になります。が、ここではなるべく初見っぽい体で感想を書いてみたいと思います。

関係者の方へ。画像の掲載に問題がある場合、本記事のコメントか筆者Twitter(DM開放しています)へお知らせください。

【この記事は2020年3月1日〜3月10日まで少しずつ更新していました】

1巻(1〜5話)

プロローグ〜鉄球賭博〜ジャックルーム入室。


1話 - その男「零」

冒頭、「王が必要」だという話。自分が助かる、誰かと戦う、ということが目的ではなく、誰かの手足となって働くことがさしあたりの目標になるのだろうか。ちょっと新鮮。

シーンが変わって、義賊か。ふむふむ。

この兄さん(ヤクザ)、いかにも人がいい。仲間になるやつだ。
このコマ、なんとなく笑ってしまった。
「ぬっ」って効果音が聞こえる
続いて在全登場。名前が強すぎる。40円払うところがいいな。4円とかじゃないのが。


2話 - 王への試験

話が漏れちゃうのかわいい。今時だ。

世界の富豪が「52」家族集まるってのはトランプにちなんでるのか?

ブロック状の1000億円、つい大きさを検証してしまった。新札として、底面が20枚×10枚とすれば、高さは5m。妥当だ。しかしこの額を天文学とは言わんだろう(その前のヤクザのセリフ)。

零は明かされている数値から思考している。ずっとこの調子なら考えながら読む甲斐があって嬉しい。

サイを振り始める。司会のような人物は「諸君らの直感と観察で当ててもらおう」と言っている。観察。言葉に嘘がなければという前提だが、運否天賦ではないということだ。

「金券が舞い降る仕掛け」とあるが、その金券で遊べる他のアトラクションが気になる。


3話 - 鉄球賭博

鉄球賭博の結果が出る。自分はこのギャンブルの一番肝要なポイントは分かっていたが、ビデオだという点は分からなかった。確かに2話を見返すと、モニターがこれ見よがしに描かれているなあ。

(2話のコマ)
ポイントが分かっていたとは言え、
このヒビの入り具合は心配になるが

「よって落下! それ以外の目は!」いや、倒置法はよく使われているけどなんかこれは面白い。どういう調子で言っているんだ。

零たちが助かった後「正解っ」と言われているから、今のところギャンブルというより、頭の回転を見ている感じだ。もちろん度胸は必要だけど。いや、頭の良さと度胸こそギャンブルに必要なものか? よく分からん。

零がこの後どこまで仲間と行動を共にするのか気になる。


4話 - アクシデント

ミツル負傷退場。ここはなんだかご都合主義を感じた。でも、展開が早い弊害かも知れない。ところで黒服はちゃんと救護するのね。マジのアクシデントだから?

ヤクザが司会者風を「先生」と読んでるのがかわいすぎる。


5話 - 入場

いよいよドリームキングダム入場。しかし楽しそうな予選だ。自分もやってみたいな。「MILD」でパイ投げぐらいの罰ならね…… この説明を2,3度読み返したが、あまり抜け道の余地はなさそうに思えた。わざわざ「ジュニア」の存在を説明するのだから、零もやるということだろうか? どういう状況で?

そしてジャックルームに入る。なんだやっぱり人体欠損じゃないか(安心)


(3月1日 記)


2巻(6〜14話)

ジャックルーム〜トライアングルバトル中盤。


6話 - 指切り

指切りジャック。切り裂きジャックと比べれば指だけでいいのだから、「MILD」なのだな(?)  半身なのは、トランプのジャックともかけてるのかなあ。

道具一式を棚から出すシーン。道具の数、用意しすぎだろ。指量産体制じゃないか。

「ワープ…!」といって時間を飛ばし、ルールが説明されるさまを飛ばすのはなかなか新鮮。


ルールの不審点は何か。自分は決定的な点は見つけられなかった。「お互いに2回戦まで完全防御できる」ところがキーなのではないか……と思ったぐらいだ。2回まで完全に守って、ラストで先攻を取れば? と考えるとルーレットは怪しいなと。それと、鉄板入れる場面をグルの黒服が見てるとすれば、イカサマは容易。グルじゃなくても表情読みが利く。

あと気になるのは、
  • 半身はいかにも怪しい
  • 鉄板で完全に守れるのか?
  • あのノミで指落ちる?
  • 指を奥まで入れていなかったりしたらどうなる?
とか。結構あるじゃん。

ところで指入れ台の指を包む部分の素材は何だ?


7話 - 非日常

ジャックの鼻の形どうなってんねん。


8話 - 神の眼

零が鉄板を触って「ひや…」となるシーン。これで、半身の態勢で脇を見てサーモグラフィーか? と思ったら直かよ。

で、黒服はやっぱり鉄板入れるとこ見てたんだな。うーむ。


9話 - 秘策

零の看破シーンが意外とかっこいい。

黒服が「答え合わせといくか」でメモとペン取り出すところ。マジでテストというかクイズみたいなものじゃんこれ。

利き腕のことは気づかなかった。なるほど。まあノミだけなら非利き手でも行けそうだけど。と思って8話見たら右手で鉄板入れてた。

鉄板隠しトリックは見事。いやでも、怖くてできんよ。


10話 - 過去

リング1つか。からいなあ。

他言無用と言いつつこういう行動はいいわけね。まあこのぐらいの曖昧さがないと面白くならないか。

同級生が出てきた。「秀才」という表現が適切か分からないが、ともかく零は学校のテストが抜群にできたわけだな。こういうキャラ付けは、ちょっと新鮮かも。

次の3人協力ものについて、馬車の人が「ギャンブル……というよりゲーム……!」と言っている。なるほど。


11話 - 奇妙

ルール説明にはいろいろと違和感がある。他チームとの戦いである、マイルドだけど死ぬ、でも生き残り自体は他力でも可能。死の危険は3人のうち1人だけ。

部屋の「三角」は、まずキーになるだろう。他チームと同じということも、きっと。チーム数が伏せられている点はどうだろう。

で、肝心のゲームは謎かけか。


12話 - 問い

ぐにゃあ三態


13話 - 三角

おお、数学の記号出てきた。

壁の腰板の数とは面白い。しかし、マジに数学やってるなあ(もう少し言うと、自分にとっては「受験算数」に思えた)

在全の「正直言えば勝ち残ってほしくない!」は本心なのだろうか。


14話 - 逼迫

「部屋は全て同じ」で「36度」。36度を扇型の中心角のようなものだとすれば、結構絞れるだろうか。ここでもう一度12話の解答候補シートを見てみると、まだ難しい。円ではなく三角形だから、チーズ、ケーキ、ルーレット、ダーツの的あたりは消せるだろう。36度だから三角定規も消せる。消せないのは、風車、星あたり。

で、星……?


(3月2日 記)

3巻(15〜23話)

トライアングルバトル終盤〜クォータージャンプ中盤。


15話 - 送信

違和感その1。水槽役が無抵抗に見えること。

違和感その2。もともと、星より風車の方が自然な答えのように思えること。ただ、36度→10等分→五芒星のイメージから星、という連想は当然ありえると思うけども。


16話 - 排水開始!

心臓マッサージのシーン。零は徹頭徹尾、やるべきことをやる、優先順位を間違えないということなのか。

そして標が格の違いを見せつける。


17話 - 接触

ヤクザの兄さん(まだ名前出てなかったよね?)がいつの間にか「在全様」呼びになってる。

在全は主催者特権で直接対決を命令。16話で「とは言え………せぬっ……! ゲームの取り決めを違うことは………!」をいきなり覆すかのような。

直接対決を急いだ意図は何なのか。どうせ生き残ると踏んでいるからなのか。


18話 - クォータージャンプ

事象の滅び、ねえ。

鉄球アフタートークとルール説明で終わった感。標の顔がジャックに見えてきてつらい。


19話 - 聞こえる声

タイムカウント始まるの早すぎだろ。

音声複製装置操る後藤、「フン♪フン♫」じゃあないんだよ。
ここで初めて年齢出たことも相まって
えらい面白い

あと、キーボードとボリュームの同時操作、難度が高すぎない? まあ、今ならボイスロイドとかあるから……

ついでにダウトを指摘しておく。装置に記されてる「音量」が「量音」になってる。


20話 - 偽物

いきなり「浪花節だろ」とか言い出すの面白い。「儂はユウキ……!ユウキだ…!」とか言ってるし。「で……何……?」の顔も良すぎる。後藤(58)かわいい回。からの50点返し。

メガネのテンプルの話。零は数字をつい覚えてしまうようなタイプなのだろうか。


21話 - 次なる方向

リング置いてるの見て思ったけど、風の描写はここまでないな。このゲームならいかにも出てきそうな要素だが。

トライアングルバトルのルール間違って覚えてて、「山口? 失格したはずでは?」と思ってしまった。

で、零は運動神経もいいのね(山口の回想から)。


22話 - 零と山口

この靴紐の仕掛けは好き。オシャレじゃん? そうでもない?


23話 - 二分の一

在全様出たがりだなあ。


(3月3日 記)

4巻(24〜32話)

クォータージャンプ終盤〜魔女の館の1問目前半。


24話 - 惑い

自分は、「在全がどちら側に立つことを選んだか」のような推測はあまり好きではない。結局グリコじゃんけんのような駆け引きにしかならないと思うから。「裏をかいて、あえて(よく見えない)アウツ側に立つ」ということも十分ありえる。もし他に手がかりが全くないならば、これを根拠にする(在全はセーフ側にいると予測する)のはやむなしだけど。

二宮とのやりとりに戻る。答えるまでの時間を手掛かりに看破、なるほど。点字ブロックがここで活きたかあ。


25話 - 露見

この罠は鬼すぎる。というか、この小道具の準備が良すぎる。

ただその前のセリフ、「認めるしかないっ!最早お主を…………… 王の位だと…!」は、クォータージャンプ開始前の態度と違いすぎではある。まあ、声の距離でも気づくかな。

あとこれ、もし零が落ちたら黒服も落ちないか? そうしたら腕がすっぽ抜けでもするのか?

後攻は待ち時間で推測できる、って点は今さら気づいた。零のスタート前に10分ほど待ちがあった(18話)のはそういう意味もあったんだろうか?


26話 - 忠告

あとで標からも指摘があったが、「鏡」の忠告は確かに混乱の元かなあ。でも、これが零の人柄なのか。


27話 - 看破

標のやり方。なるほどなあ。この解法は「正解」という気がある。
ヤクザの背後に花が描かれてる絵、良い

28話 - 誘い

こういうのを暗雲が立ち込めると言うのだな。ただ「ギャンブル内容は他言無用」とは言え、鉄球クラスの関門を通ってきてもそんなに温くなるもんだろうか。


29話 - 疎通

板倉のアシスト(時間稼ぎ)が光る。

魔女像の意匠がかなりユニークな気がする。こういう「魔女」のイメージって他にあるのかな?



30話 - 反応

またも謎かけだが、トライアングルバトルと比べると情報量がかなり多い。テキスト内容そのものだけでなく、文字の大きさや傾き、下の絵、まわりの装飾。

ここからは自分の考えたこと。「文の意味を取って意味がある」と仮定して、まず1枚目。要約すると、「死」が基本で、何かを変えることで逃れられる。暗号である。それと、「暗号呪い」が(改行込みとはいえ)つながっているのが気になる。「死」と2回言ってるのも気になる。

2枚目。素直に考えれば、「2桁の数字を2回のチャンスで答える」ということだろう。なぜ2回チャンスがあるのか? 兵隊には数字が振られていた(29話でも確認できる)から、自分ならまず、砲丸らしきものを探す→9番目と10番目が「4」「2」と並んでいるところを探す、とすると思う。もう1つ考えたのは、砲丸は小数点のことではないかという推測。そうなれば、1行目の「道」は「ルート」とも思えるが、さすがに数学の問題そのものっぽすぎて違う気がする。

ここまで考えてまた読み出したが、モブっぽい人が「手紙通り4番と2番の兵隊が!」「ええっ!?」とかやり出したので、多分自分の推測は間違ったなと思った。


31話 - 扇動

そういえば、筆記用具とレポート用紙があるんだった(29話でも確認できる)。とすると、計算は必要なのか。

「21人」はここから来てたのか。

あの槍、どんな勢いで出て来たか知らんけど、やばい。


34話 - 主張

やっぱり意見が割れるけど、まあ、それはそう。


(3月4日 記)

5巻(33〜42話)

魔女の館1問目後半〜魔女の館の終わり。

33話 - 法則

説明を後にして、計算が早い自分が先に計算をこなして、他人の計算待ちの間に説明するの、すごい時間管理。


34話 - 検算

このへんは普通に数学やってるだけなのであまり読み応えがない。零はこういう法則、論理に惹かれる人なんだろうなあ、という感慨ぐらい。


35話 - 権利

回答2回まで、って制限は巧いなあ。答えの仕掛けを知った今でも感心。


36話 - 決壊

始まる前から半ばお約束されていた、仲間割れ。でもここの描写、なかなか好き。こういうの見たかった。

「見殺さナイン」という、客観視すればアホっぽい答えを真面目に主張してるのもすごく良い。

そして、末崎おじさんかっこいー。


37話 - 死守

1問目解決。問題文の2枚目の情報は概ね使ったことになる。思った以上に素直で真っ当な問題だ。

問題文の提示(30話)時点から、隠しメッセージも一応読み取れたんだなあ(一部吹き出しに隠れている)。隠しメッセージは1,2枚目両方に描かれていて、意外と親切設計。


38話 - 一転

「矢矢矢矢矢矢矢矢矢矢矢矢」のインパクトいいよね。何ならあのコマで見開きまるまる使ってほしかった。



39話 - 焦燥

自分の感覚では、「24と21の関係」はそれほど重要ではなかった。ただ、床に21個のドクロがあったわけで、アンフェア、ミスリードというほどとも思わないけど。

一方、決定的と思われる「カキネ」は、ちょっとダイレクトに書かれすぎてる感もあるけど、制限時間5分なら妥当かも知れない。

ダミーの数字入力盤は、もうひとつ面白くないトラップだなあ。


40話 - 建造

矢は垣根より高いところからも放たれているように見える。だとすると、垣根内にも少しは矢が落ちるのでは?

と、つまんないことを言う。


41話 - 不言

3問目。謎かけなので厳密な正解があるわけじゃないけど、答えの妥当性はまずまずあると思う。「5方向目」というところまで、ならば。

それより、零の管理職力、出てる〜。相手の言うことを無下に否定しない。


42話 - 誤報

5方向目と分かった以降は謎解き要素あまりないので、特に感想も……

二重の意味……というのは無茶でしょ。


(3月5日 記)

6巻(43〜51話)

魔女の館の終わり直後〜ザ・アンカー序盤。

今気づいたが、魔女の館は制限時間分だけでも33分かかるわけで、それで1人あたりリング1個。キングダムトータルの制限時間は3時間で、リングが3つ必要。HARDなのに、さして良い時間効率ではない。

43話 - 心中

零はスーパーマンだけど完全無欠ではないし、疲れないわけでもないし、ギャンブルジャンキーでもない。ということかなあ。

ここで標が声かけしなかったら本当に降りていたんだろうか?


44話 - 適性

在全を倒して、零か標かどちらか死ぬ。成る可能性は多分10%以下…… この秘策をしばらく考えてみたが、それらしいものは思いつかなかった。気になる。

ていうか、この密談まず覗かれてるでしょ。


45話 - 進言

解かれたアトラクションは結局閉めるんかい。なら、後半はより絶望的じゃん。


46話 - 覚悟

末崎おじさんの「見下してんだ、オレ達を!」。零にとっては殺し文句だろう。

独特な文化圏の方が出てきたぞ。でも、初見なんとなく狂気度イマイチな感じ。実はいい奴パターンだろ。知らんけど。


47話 - 披露

触っただけでたちどころに肌が切れる、ってどんな感じなんだろ。しかしアンカー君ぶんぶんを目前にして答えるクイズ、確実に精神をきたしてわけわかんない生理現象が起きそうだ。

まだ詳細なルールが記されていないが、このゲームの最大のキーとなる攻略方法は、この時点で予想がつく。


48話 - 重圧

なんかシャクだが、「チーム神風」は上手い。

DJの発言から、「問題はDJの意思で難しくできそう」と読み取れる。

クイズの問題がよくあるやつっぽいというか、クイズっぽい。ただ「1, 3, 5, 7の仲間はずれ」は無数に答えがありそう。自分も出題されたら、零と同じように答えるけども。


49話 - 判決

アンカー問題中にアンカーが停止することで、答えへの確信は深まった。

思いついた疑問点が3つ。
  • アンカー問題の直後にアンカー問題が来たらどうなる?
  • アンカー問題は恣意的に配置できる?(例えば、アルファベットに意味を持たせられる?)
  • DJはアンカー問題の位置は知っている? そして、進行中に位置を変えられる?

DJは零について詳しく知らなかったのか。


50話 - 画策

福本さんが女性をいっぱい描いてるぞ!

自分の予想は「366人」だった。零より近い答えなので明日から自慢して歩く。


51話 - 性格

この長い名前、覚えなきゃいけないやつだ。たぶん。

このコマはなかなかのもの

小太郎、思いのほか普通に猟奇的だった。

スペシャル問題の他に難易度操作もできるのか。こちらは制限はないのか?


(3月6日 記)

7巻(52〜60話)

ザ・アンカー中盤〜ザ・アンカーのラスト前。


52話 - 心中

ラーメン丼のは「ギリシア雷文」で覚えていた。こちらの名前は初めて知った。

ユウキへの問題。倍して+6って思わない?

割とどうでもいいが、この世界は「アウト」のことを「アウツ」というのか?(この話のユウキへの問題と、クォータージャンプから)

アンカー問題。さすがにこの推測はファンタジーが過ぎる。これまでのどこかで見たのを答えたのか……とも思ったが、エピソードまで図星とは。


53話 - 適性

血が出るほど頭打ち付けるのやべえ。そのぐらい、心がバッキバキに折られたということか。



54話 - 進言

それにしても、平常時の問題は本当にありがちなクイズ問題だ。

生年月日がダメで小銭は通る理由は何だろう。択数が少ないから? とも思ったけど、55話を見るとそうでもないし。


55話 - 覚悟

「アメリカ人に縁がある」までは予想可能としても、その後どんなに意地悪な答えに落とすか(裏の裏の裏……とどこまで行くか)はほとんど運そのものだろうしなあ……


56話 - 披露

アンカー問題が末崎に当たっていよいよ万事休すか。零からの声かけは、ただの励ましのようには見えない。

ご丁寧にイメージの中で戦車出動させてる
(かわいい)

57話 - 重圧

択一問題で「不正解を全部言えば」って、なるほど。




58話 - 判決

何回も往復して切られるの、やだよ……


59話 - 画策

オランダの問題、ぼくはまんまと引っかかったということを報告しておく。こういう「二重底」な問題は難しい。

L算数は無理でしょ。いや、珠算やってたらできるんかなあ。


60話 - 性格

アンカー問題位置のシャッフルを1回できたなら、2回目ができないとは考えにくい。まあ、「シャッフルは1回」と仮定して考えるしかない……か。そんなわけで、アンカー位置の推測は、納得感が微妙。


(3月7日 記)


8巻(61〜70話)

ザ・アンカーの最終局面〜宝探しの部屋〜第1部終わり。


61話 - 決意

振り子の問題。自分なら「10mでおよそ6秒」から10mに10^2をかけて解く。途中の方程式を見る限り、零は真っ当な方法で解いているようだ。


62話 - 衝撃

やっぱり大ネタはこれだったか、という感想。ただツッコミ所は多いぞ。

  • 台が刃を受け止められる? (人の頭を貫通する勢いで粉砕するのに?)
  • ぶつかってピタッと止まる? (振り子は戻らない?)
  • 末崎の頭に届かないことを確信できたのか?
  • このケースは今までには起きなかった? (同じ条件でこのクイズを何度もやると、結構な確率で起こるのでは)

ただ、普通に正解するよりも壁激突シナリオの方が有望……な気はする。

で、小太郎、死ぬ瞬間は見たくない系の人なんだ。マジか。散々やっといて……


63話 - 測量

ツッコミ所は脇に置いておいて、この測量はスゴイ。

約束事やルールは鉄則であり、反故にできない。負けたら死ぬ系ギャンブル漫画あるあるだ。

気になること。完全クリアの解法が(普通にクイズできまくるという線以外で)あったのだろうか? 少し考えたが思いつかなかった。


64話 - 現状

小太郎「こんなのクイズじゃないよ!」
ぼく「知ってる」

もしかしてだけど、後藤の意思と在全様の意向は結構違うのかなあ。ともにギリギリの所で受からせてやりたい……としてもニュアンスがだいぶ違うような。

後藤は「唯一開いているアトラクション」と言っている。他の閉鎖理由が全て「クリア者が現れたから」だとしたら、難度がものすごいことになるのでは。


65話 - 局面

躊躇なくギャンブルの内容聞こうとする零もたいがいに大胆だな。綺麗事言ってる状況じゃないとは言え……


66話 - 対価

黒服が「52番目の挑戦者終了」と言っている。この後判明する制限時間を乗ずると、ドリームキングダム全体の制限時間(3時間)よりだいぶ長い。何故?

それはそうと、譲った男の顔が良い。「構わんよ」の人も良い。

この時間間際の交渉2件はなかなか面白かった。


67話 - 入室

ルーレット前の黒服の居様(いざま)、なんか笑える。

零がゼロ?(0点)



68話 - 不変

ゴミ屋敷、描くの大変そう。

この表情(ニッ)も良すぎる

で、リング。このトリックは結構好き。結局ドリームキングダムのゲームは、おおむね「ギャンブル」というよりは「正解探し」という感じがする。

ましかし、いかにこのトリックが難しいものとしても、これで一発3リングってのはどうも難度バランスに疑問が残る。


69話 - 歓声

在全のセリフ、「此処の難攻不落……極悪非道なアトラクションを」。極悪非道だという認識はあるのね。


70話 - 旅路

やべえよ……やべえよ…………じじい……


(3月8日 記)



というわけで、衝撃の結末で第1部は終わりです。この記事ももう少しで締めますが、いくらか書き足します。

(3月9日、各巻に画像を数枚ずつ追加。それに合わせてテキストを少し調整)


第1部全体の感想

とりとめなく感想を述べます。「考察」ではないです。浅いです。

話のテンポは確かに良い。「間延び」を感じたところは全然なかった。で、情報量が多くて噛み砕くのが大変……ということもないので、多分8巻通しても短時間で読めちゃうんじゃないかな。

ギャンブル漫画とは言え、条件を聞いて答えを見つける感じだなと思った。もちろん最初に全部の条件が示されるわけではないけどね。先回りしてトリックや解法を考えても楽しめるし、頭空っぽで「ほへー」って言いながら読み進めても楽しいと思う。

わたし漫画は全然詳しくないのですが、零はありそうでなかった主人公像、じゃないかなあと思う。知らんけど。数学の問題をぽんぽん解いてくところがイメージ形成に一役買ってるのかなとも。

で、何より1巻の終わり方、めちゃくちゃ今後が気になる。投げっぱなしというか、どんでん返しが過ぎる感もあるけど。早く先を読みたい。

(3月10日 記)



この記事は以上です。

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