アダプトイド Adaptoid

2018年11月5日

ネスターゲームズのゲーム紹介

t f B! P L
生物を育て戦う アダプトイド


データ(ネスターゲームズ公式サイトより)
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◆タイトル: Adaptoid
◆人数: 2人(拡張入れると3人まで)
◆複雑さ(1〜5): 3
◆時間: 20分
◆価格: 27ユーロ(スタンダード版基本セット)
◆ゲームデザイナー: Néstor Romeral Andrés
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カニ

アダプトイド(Adaptoid)というゲームを紹介します。ネスターゲームズのトレードマークにもなっている、この謎の生物。これこそが「アダプトイド」です(ゲーム名も同じ)。

アダプトイドを育て、動かし、相手のアダプトイドを倒すことが目的のゲームです。


アダプトイドには、ゲーム中にだんだん手足を付け、強化していきます! 足を増やせば移動力アップ、ハサミを付ければ戦闘力アップ!

部品と本体

ゲームの進め方

手足の無いアダプトイドを1体ずつボードに置いて始めます。

自分の手番で行うことは3つ。この順番どおりに行います。
  1. 移動
  2. 強化/増殖
  3. 呼吸チェック

1. 移動

自分のアダプトイドを1体だけ動かします(任意)。動かせるマス数は足の本数まで。例えば、ゲーム開始直後は足0なので、動かせないことになります。
足2本→2歩まで移動

相手のアダプトイドにぶつければ、ハサミの多い方が少ない方を倒します
ハサミ0はハサミ1に捕獲される
どちらもハサミ2。相討ち

2. 強化/増殖

  • ハサミを1本増やす
  • 足を1本増やす
  • アダプトイド本体を1体増やす
のいずれかを行います。本体を増やす場合は、既にいるアダプトイドに隣接させて。子供を産む感じですね。


戦闘力か、移動力か、数で勝負か

この強化/増殖は、移動と違い、必須の行動です! パスはできません。


3. 呼吸チェック

実は、アダプトイドは「呼吸」することが必要なんです。しかも、強い個体ほど呼吸がタイヘン……
というわけで、相手のアダプトイドがちゃんと呼吸できるかをチェックします。足とハサミの合計数以上の空きマスに隣接していればセーフ。空きマスが足りなければ窒息して、捕獲した扱いになります。


手足が計3本。3マス以上の空きスペースが必要
左は3マス空きでギリギリセーフ。右は2マス空きで死亡


この1〜3を互いに繰り返し、先に相手を5体捕獲すれば勝利!


育てる喜び、引き締まったゲーム

足を増やす? ハサミを増やす? この「育てる」という要素があり、アブストラクトながら取っ付きやすいと思います。強くなるほど生きにくいというジレンマも面白い。
強い! けど、誰かに隣接されたら死ぬ……
ボードの端にも行けない……
端のスペースは呼吸がしにくいわけなので、ボードは見た目より狭く、無駄がないです。強化/増殖が必須行動なため、収束が保証されているものいいですね。
手足ピースの大きさが必ずしもピッタリでなく、ハマりにくかったり、ちょこちょこ外れたりするのは玉にきず(スタンダード版での話です)。まあ、大きい問題ではないと思います。


3人ゲーム(Adapt3)

拡張の「Adapt3」を加えれば、3人で遊ぶことができます! 基本ルールは2人と一緒、ボードも一緒ですが、ひとつ重要な追加ルールが。それは、
下家(次の手番の人)しか直接捕獲できない
ということです。手番は 白→黒→赤 の順なので、例えば黒は赤しか直接捕獲(ぶつかっての捕獲)ができないというわけです。
これにより、ヤバラス3人プレイよりもっと強烈な3すくみになります。
正直、3人ゲームは未プレイだったりします(小声)




以上、ネスターゲームズ初期の代表作『アダプトイド(Adaptoid)』を紹介しました。

カニではないけどね


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このゲームはネスターゲームズ(nestorgames)の作品の1つです。ネスターゲームズについてご存知ない方は、こちらの紹介記事をどうぞ!

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