ミュルス・ガリカス Murus Gallicus

2018年11月4日

ネスターゲームズのゲーム紹介

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塔を倒すように進め ミュルス・ガリカス


データ(ネスターゲームズ公式サイトより)
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◆タイトル: Murus Gallicus
◆人数: 2人
◆複雑さ(1〜5): 2
◆時間: 30分
◆価格: 23ユーロ
◆ゲームデザイナー: Phillip Leduc
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日本語説明書へのリンク
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ミュルス・ガリカス(Murus Gallicus)を紹介します。

いきなりですが、ゲーム開始時のボードを見てみましょう。

このゲームは、自分の駒を動かして、一番奥の列まで進めば勝ちです。

なんかフツーだし、地味ですよね…… でもこれ、筆者が持っているネスターゲームズ作品の中でも、かなり好きな方です。


駒の進め方

普通じゃないのは駒の進め方。よく見ると、最初は駒が2段に積まれていますね? この2段の駒を、「塔を倒すように」進ませるのです。

2段になった駒を分け、1個は1マス前に、もう1個は2マス前に動かすわけです。元のマスには何も残りません。「尺取り虫のような進み方」と言ってもいいかも? 進める方向は縦・横・斜めです。


自由度を確保だ!

そしてこのゲーム、1段になった駒は進めないのです。


でも、2段を進ませれば1段になってしまう…… じゃあどうすんのか。


これを、
こう!
自分の1段の駒の上に、駒を進めることができるのです。そうすれば、2段になって移動力復活

この復活を利用して、動かせる自由度を確保しながら進めていくのが面白いところです。計画力が求められますよ。
もう動ける塔が1つしかない白……次は右前に進ませるしか
パスはできません。動かす選択肢が減りすぎれば、ふつうは不利です。手詰まりは負け。

とはいえ超シビアという感じではなく、ずーっと先の手を見通して……というほどではないと思います。そこは、相手がいるゲームですし。


なお、普通の移動以外に、「自分の駒を犠牲にして、隣接する相手の駒を消す」というアクションもできます。この場合も、自分側は2段でないといけません。駒はお互いに1個ずつ削るので、どちらかの駒が一方的に減り続けるということは起きません。


その他、詳しくは公式の日本語説明書をどうぞ。



進軍と、ブロックと

筆者が「地味ながら面白い」の代表格だと思っている、ミュルス・ガリカスを紹介しました。キャッチーな見た目とは言えないまでも、白黒アクリルの駒はとても美しいです。

精度よく作られているので、積んでも安定感があります。
積みは2段までですけどね
1段になった駒も実は重要な意味があり、相手のブロックに使えます。「進軍」とともに、「相手を阻止する」こともまたこのゲームの面白さです。説明書にも
脅威的な陣形 によって侵入不可能な石壁を作る2人用の到達ゲーム です。
と書いてありますね。




以上、『ミュルス・ガリカス(Murus Gallicus)』の紹介でした。


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このゲームはネスターゲームズ(nestorgames)の作品の1つです。ネスターゲームズについてご存知ない方は、こちらの紹介記事をどうぞ!

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