フクロモモンガのフルーツ集め競争 シュガーグライダー
データ(ネスターゲームズ公式サイトより)
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◆タイトル: Sugar Gliders
◆人数: 2〜4人
◆複雑さ(1〜5): 2
◆時間: 20分
◆価格: 23ユーロ
◆ゲームデザイナー: Néstor Romeral Andrés
◆個別ページへのリンク
◆日本語説明書へのリンク(Zipファイル)
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あなたは樹木の間を滑空するフクロモモンガ。枝から枝に直線移動してフルーツを集めるゲーム、『Sugar Gliders(シュガーグライダー)』を紹介します。4人まで遊べます。
ゲーム開始後にランダム要素・非公開情報はありませんが、3,4人なら割と気楽に遊べると思いますよ。
コマは直線に動きます。そして、「3点のフルーツを取ったら、次の手番は3マス動く」という風に、フルーツの得点が移動マス数でもあるのです。うまい移動計画を立てて高得点を取りたいものです。
しかし、いったん「冬眠」を挟むことで動くマス数を変える手段もあります。他人の動きにより、なかなかに計画が狂わされます。
各プレイヤーは、フクロモモンガのコマを1つずつ使います。
フルーツタイルは、フルーツの数がそのまま得点です(1〜4点)。ただし、紫の大きいフルーツのタイルだけは「5点」の意味です。
次に、ボードど真ん中の1マスを除いて、フルーツタイルを1枚ずつ敷き詰めます(ちょうどの枚数があります)。フルーツタイルは常にオモテ向きです。
最後に、白プレイヤーから反時計回りに1点タイルを1つ選び、自分のコマを乗せます。同じタイルは選べません。
2人用バリアントを適用する場合、1〜4点タイルを3枚ずつ、5点タイルを全てゲームから除外し、ボードの一番外周の部分を無いものとしてプレイします。
足元にタイルがないときは、自分が持っている(手元にある)タイルを1枚使って、その得点分だけ移動します。使ったタイルはゲームから除外します。
いずれにせよ、以下の制約があります。
ど真ん中のマスにいるときだけは例外で、特殊なジャンプを行えます。自分の持っている任意のタイル1枚を使って、ボード上の任意のマスに移動します。他のコマさえいなければ、どこにでもワープできるのです。
「このまま動いていってもおいしくないな……」と感じる瞬間が、ゲーム中に必ずやってくる気がします。そうなったときに、さて冬眠して動くマス数を変えるか、ど真ん中を狙うか、はたまた相手の妨害に注力するか。計画だけではない面白さがあります。
ただ、先を読む力が高い人同士で2人ゲームだと、ちょっと読み切れすぎるかもしれません。多人数戦なら大丈夫だと思いますが。
でも一番の違いは、ボードの分断がないことだと思います。『オレの魚』はどんどんボードが狭くなり、途切れ、最後は小島がたくさんになります。このために相手との絡みは非常に強く、邪魔のしあいも強烈です。『シュガーグライダー』の方は、ボード自体の広さは最後まで変わりません(フルーツがないところを渡り歩くとおいしくないですが)。
このため、シュガーグライダーの方がのどかに穏やかに楽しめます。ただその分、かなり淡々と終わってしまうこともあるようです。
最後に…… 説明書フォルダ(日本語、Zipファイル)内には「STRATEGY TIPS」というPDFが入っており、ちょっとした戦略上のヒントが載っています。高度な理論・手筋というより、「こういうやり方があるよ」という程度のものなので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
以上、『Sugar Gliders(シュガーグライダー)』の紹介でした。
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このゲームはネスターゲームズ(nestorgames)の作品の1つです。ネスターゲームズについてご存知ない方は、こちらの紹介記事をどうぞ!
データ(ネスターゲームズ公式サイトより)
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◆タイトル: Sugar Gliders
◆人数: 2〜4人
◆複雑さ(1〜5): 2
◆時間: 20分
◆価格: 23ユーロ
◆ゲームデザイナー: Néstor Romeral Andrés
◆個別ページへのリンク
◆日本語説明書へのリンク(Zipファイル)
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あなたは樹木の間を滑空するフクロモモンガ。枝から枝に直線移動してフルーツを集めるゲーム、『Sugar Gliders(シュガーグライダー)』を紹介します。4人まで遊べます。
4色のフクロモモンガコマ |
ゲームの概要
びっしり並んだフルーツタイルを集めて、得点を競うゲームです。しかし、いったん「冬眠」を挟むことで動くマス数を変える手段もあります。他人の動きにより、なかなかに計画が狂わされます。
ルール説明
2〜4人用ゲームです。2人用バリアントを除き、人数によるルールの相違はありません。各プレイヤーは、フクロモモンガのコマを1つずつ使います。
フルーツタイルは、フルーツの数がそのまま得点です(1〜4点)。ただし、紫の大きいフルーツのタイルだけは「5点」の意味です。
ゲームの準備
まず、自分が使うコマを決めます。誰かが白コマを持ちましょう。他の人は好きな色で大丈夫です。次に、ボードど真ん中の1マスを除いて、フルーツタイルを1枚ずつ敷き詰めます(ちょうどの枚数があります)。フルーツタイルは常にオモテ向きです。
最後に、白プレイヤーから反時計回りに1点タイルを1つ選び、自分のコマを乗せます。同じタイルは選べません。
初期配置例 |
手番で行うこと
白プレイヤーから、反時計回りに手番を行います。手番には、「ジャンプ」か「冬眠」のどちらかを行います。パスはできません。「ジャンプ」
足元にタイルがあるときは、自コマの足元のタイルの得点分だけ移動します。例えば、2点のフルーツタイルに乗っているときは、2マス移動します。移動後、今使ったタイルを獲得して自分の手元に置きます。足元にタイルがないときは、自分が持っている(手元にある)タイルを1枚使って、その得点分だけ移動します。使ったタイルはゲームから除外します。
いずれにせよ、以下の制約があります。
- 6方向のいずれかにまっすぐ進む。
- タイルの得点分ぴったりのマス数を進む。
- マスがないところには進めない。
- 他のコマにぶつかったり通過したりできない。
3マス進む場面。 ぶつかったり飛び出したりできないので、 進める方向が1方向しかない |
ど真ん中のマスにいるときだけは例外で、特殊なジャンプを行えます。自分の持っている任意のタイル1枚を使って、ボード上の任意のマスに移動します。他のコマさえいなければ、どこにでもワープできるのです。
中央にいるときだけの特殊ジャンプ |
「冬眠」
冬眠を選択した場合は、移動しません。足元にタイルがあれば取り、なければ何もしません。終了と勝敗
全員が連続して冬眠するか、ボード上のタイルが全て無くなったらゲーム終了です。手持ちのタイルの合計得点が高い人が勝ちです。同点なら引き分けです。プレイ感など
対戦相手の動きにそこまで気を配らなくても、黙々と良いルート探しが楽しめます。しかし対戦相手への干渉もそれなりにあり、ブロックを狙って動くこともできます。「このまま動いていってもおいしくないな……」と感じる瞬間が、ゲーム中に必ずやってくる気がします。そうなったときに、さて冬眠して動くマス数を変えるか、ど真ん中を狙うか、はたまた相手の妨害に注力するか。計画だけではない面白さがあります。
ただ、先を読む力が高い人同士で2人ゲームだと、ちょっと読み切れすぎるかもしれません。多人数戦なら大丈夫だと思いますが。
『オレの魚』との比較
似たルールのゲーム、ライナー・クニツィア作の『それはオレの魚だ!(HEY! THAT'S MY FISH)』との比較をしてみます。似ているとは言え、コマが1個か複数か、移動マス数が強制か自由か、などいろいろと違いはあります。でも一番の違いは、ボードの分断がないことだと思います。『オレの魚』はどんどんボードが狭くなり、途切れ、最後は小島がたくさんになります。このために相手との絡みは非常に強く、邪魔のしあいも強烈です。『シュガーグライダー』の方は、ボード自体の広さは最後まで変わりません(フルーツがないところを渡り歩くとおいしくないですが)。
このため、シュガーグライダーの方がのどかに穏やかに楽しめます。ただその分、かなり淡々と終わってしまうこともあるようです。
最後に…… 説明書フォルダ(日本語、Zipファイル)内には「STRATEGY TIPS」というPDFが入っており、ちょっとした戦略上のヒントが載っています。高度な理論・手筋というより、「こういうやり方があるよ」という程度のものなので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
以上、『Sugar Gliders(シュガーグライダー)』の紹介でした。
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このゲームはネスターゲームズ(nestorgames)の作品の1つです。ネスターゲームズについてご存知ない方は、こちらの紹介記事をどうぞ!
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