クダンノフォークロアをやるゾ

2019年6月6日

ビデオゲーム

t f B! P L

Windows用ゲームソフト『クダンノフォークロア』[公式サイト]をプレイします。テキストを読み進めるタイプのゲームで、公式サイトによるとジャンルは「百合系フォークロアADV」。少女、百合(女性同士の性愛)、都市伝説、ホラーというあたりがキーワードのようです……なかなかの組み合わせですね。

本記事では、このゲームを少しずつ進めて感想を書いていきます。今回はさらっと短く書くつもりです! しっかりしたレビューみたいなものは期待しないで下さい。なお筆者は、PCでのアドベンチャー系ゲームはほとんどプレイ経験がありません(先日『Her Story』をプレイしましたが、相当違う感じがします)。

ネタバレへの配慮は必要でしょうかね? プレイしつつ考えます。必要を感じたらネタバレ警告を入れます。スクショは、ストーリー後半からは控えようと思っています。どの辺から後半か分かりませんが。権利者さんからご指摘あればすぐに削除します。

なお、アダルトゲームではなく全年齢向けだそうですが、パッケージには「15歳以上推奨」のシールが貼られていました。どっち方面で15推なのか(エロ? グロ? モラル?)は分かりません。

【この記事は2019年6月6日〜12日にかけて更新していました。プラス、11月2日〜3日に追加更新

オープニング〜塔子との出会い

ゲームスタート。夢オチならぬ夢始まり。オープニングムービーが期待をかき立てる。

佳恋、塔子と初めて出会うところまで。20分ぐらい? そこそこ百合のにおいはある。

テキストが少し鼻につく感はあるけどまあいいか。怪異がおはなしの中心かなあ、と思うがまだ何とも分からない。

(2019年6月6日 記)


最初の「事件」が起きたぐらいまで

楽なので、箇条書き的に書く。

朔夜の天秤の話(相手との釣り合いを考える話)、なぜか心に残った。

初選択肢に遭遇。意識しないでプレイしていたが、選択肢があるゲームなのねこれ。

塔子さんがスーパーお嬢様で「属性」という言葉が頭をよぎった。

朔夜→佳恋の「……人たらしめ」というセリフ、割と好き。「人たらし」って言わないなそういえば。

最初の被害者現る。これもしかして能動的に解明していくのかな。面白くなってきた。

2つめの選択肢の直後、画面左上に何かアイコン?が現れた。何だろう。セッティングに「フォークロアパラメータ」って単語があったけどこれか?

塔子さんの口笛練習シーン、性的なんですけど?

今日はここまで。累計プレイ時間は約1時間。ほとんどオートプレイで画面見ているだけなのに、何と言うか、いろいろと楽しんでいる。


ありがとうございます
(6月7日 記)


小兎登場から少し後まで

コンフィグはこんな感じに落ち着いた。

オートプレイが中心。私は、『かまいたちの夜』のようなスタイルのゲームは読むの速めだけど、このゲームではゆっくりめに。ボイスが有る文と無い文でテンポが違いすぎると心地悪いので。

さて今日は、佳恋に「オバケって信じるか?」と聞くところから。本当に得体の知れないものの仕業なのか、あるいは人の仕業なのかとプレイヤーに考えさせているような感も受けた。やっぱり推理要素が結構ある?

続いて小兎との出会い。バレーのコーチと衝突しているところ。どのキャラクターにも魅力があるが、小兎は自分のツボにズボズボ入った。

そしてこの絵ですよ。

公式サイトのギャラリーにもあった画像なんだけど、ストーリーと合わせて見ると尊すぎて、1分ぐらい眺めてしまった。沁みる。かっこよさがオーバーフローするサクと、不意に守られてびっくりしているかのような小兎と。あー。あー。

その少し後、小兎にクダンについて聞くシーン。終わりの「クダンについてお話ししましたが、用は足りましたか?」のボイス、それまでの調子と合っていない感はあったけど、最高だった。

塔子さんとの帰り道も、百合描写が素晴らしすぎるのでオートをやめてゆっくり進めてしまった。1ページ1ページ噛み締めてリターンキー。

この日はもう少し進めた。小兎の声のボリュームが不安定なのは多分意図的なんだなと思った。スクショはこれ以降はやめにしよう。多分、明日の記事の直前にネタバレ警告を入れることになるかな。

(6月8日 記)



!注意!

ネタバレ度が徐々に上がってきます。この後は、塔子への予言の日のできごとが書かれています。自分でプレイしたときの楽しみを奪われたくない方は、読まないようにして下さい。





























予言の日

やっぱりスクショ載せるね。

書いてなかったと思うけど、わたし、百合コンテンツ実は初めてなんですよね……完全に新しい扉ひらいてますよね…… まあそれはそうと。

塔子さんへ「予告」がなされていた日。ここで推理パートらしき選択肢が出てきた。朔夜は取るべき行動を確信しているらしく、つまり正解か不正解かの2択だろう。

まずはわざと外すことにした。推測する内容とはなるべく異なる選択肢を選んでいく。すると、佳恋とのちょっとしたエピローグ的なものはあり「塔子さんを守れなかった」とは出たが、割と唐突に終わった。モロにバッドエンドだ。

次は正しそうな選択肢を選んでいくと、解決篇へ。クダンの絵が怖い。サク強すぎんよ。まあこれで分からないことはなくなったかな。めでたしめでたし。

そしてエピローグらしき話へ。薄赤色の文字だ。これ1通りなんだろうか。しかし不穏な絵が。ん?

思わせぶりな、帽子の女性。何だろう? ……あ、これまだ続くんか。ここまでじゃ短すぎるか。そういえば、公式サイトのギャラリーを見ると進行度合いが分かるかもなあ。

この後は、一区切りを迎えたからか緊張感が下がって、ちょっと速めに読み進めていった。まあ百合的には相変わらず非常に良い。花屋のシーンはなかなか。

ソフトボール部のイジメの話のおそらく終わりぐらいで終了。
先輩後輩百合〜
そういうの! そういうのもっとください!
(6月9日 記)

2度目の推理〜百物語の始まりぐらいまで

高村侑の話の推理パートへ。3番目の選択肢が正確に分からず、1度失敗した。2番目の選択肢も、キーとなるフレーズが2回?出てきたから「これが正解なんだろうな」とは分かったものの、自信を持って他の選択肢を排除できたわけではない。

屋上での解決シーン。振り返ったサクがそれまでに見たことのない冷たい目で最高。「案外、このフォークロアも悪くないな」という締めのセリフも良かった。

幕間、血文字の手紙から、百物語の話へ。「あなたも」と言って画面のこっちを見るの、ちょっとびっくりした。ははは。思う壺だ。

その後しばらくは平和パート(?)
かわいいがすぎるよ
小兎が昔の友達と会うあたりはヤバい。心が良くなった。
これとか
それで、岩井さんと話が弾まないシーンからの、塔子さん。
告白じゃん
焼肉、もといバーベキューのとこぐらいまででひと区切り。

(6月10日 記)

初めてのエンディングまで

仮に詳しく書くにしても、全て終わらせてからにしたいので……だいぶ端折るよ。

夜売百物語の始まりから。小兎は「なぜその話を?」という内容を話す。久しぶりに怖くなってきた。緊張感。気持ちが盛り上がる。しかしオチなく終わってしまった感。あれ?
塔子さんの表情、やけにアニメチック
そして怒濤の展開。面白い。読み応えある。正直ナメてた。思った以上に伏線があったし。その後、いつもの小兎の調子に戻ったときの安堵感がすごかった。

小兎とコトに及ぶ(←マイナス2点)。あっさりめだけど良いぞ……って、これ以上しっかり書いたらR-18だな。しかし、サクは何なんだ? モテの権化か? 百合モンスターか?

3度目の推理パートは、選択肢のせいで大分易しかった。転落の真相究明。

小兎とくっつくエンディングへ。影はあるけど、これはこれでという結末だね。現れたCGギャラリーの埋まり率は、壱7/12、弐4/12、参2/9。意外と残ってるなあ。

テキストアドベンチャーって面白いんだな…… 噛み締めている。

(6月11日 記)


完全クリアへ

さてここから、他のエンディングへの行き方を考えながら進めないといけない。と言っても、選択肢選んだときに左上に表示されるやつ(フォークロアパラメータ?)がキーなのは間違いないだろう。セーブとロードを繰り返してちょっと実験してみると、あっさり小兎のおまけつき(二重底)エンディングに到達した。少し唐突とも思えるハダカ。きゃー。動悸息切れが止まらない。救心が必要だ。

この辺で『魔界村』ネタに遭遇した気がする。どこだっけ。そういえば、映画や洋楽が元ネタと思われる話は全体通して多くあった気がする。いろいろ知識を持ってればもっと楽しめるかなあ。

次いで塔子さんのエンディングへ。こっちはちょっと「影」が強く、悲しく思えた。このあと起こることを暗示しているんだろうか。

さあ、これで終わりなはずはないと確信できた。トゥルーエンドがあるはずだ。素直に条件になりそうなものを満たすと、あっさり目的のルートに入れたようだ。ここからが、思いのほか新しい展開になっていた。白骨が今までと違う状態で見つかったとき、自分の頭がフル回転し出す感覚があった。夢が綺麗に回収された。素晴らしい。

トゥルーエンドの最後のシーンは突き抜けてるね…… この、ひどくご都合主義で、そして普通はありえないからこその、最高に幸せな結末。この展開で終わるために朔夜のキャラ付けが決まったのかとも思った。まとまり感に脱帽。さらにもしかしたら、3人の立ち絵の向きもこの構図(1枚絵の直前)のために? 

序盤のギャラリーが2枚抜けていたので、時間の都合で攻略サイトを見て埋めた。おしまい!

(6月12日 記)


ゲームを終えて

全部で11時間ぐらいかかり、2/3ぐらいの時間はオートプレイで進めました。自分にとっては極めて適度なボリュームでした。が、攻略のためにスキップ進行していくと、こんなにテキスト量あったかなあとは感じましたね。

自分がちょうど良く感じたということは、ボリューム不足と感じる人が多いかもしれません。でも、このキャラ数とこのシナリオ長で実に綺麗にまとまっているんじゃないでしょうか。薄めず、引き伸ばさず、無駄が少ないと思います(自分が経験不足なため、他ソフトにもっと良いものがあるかもしれませんが)。好感度が可視化でき、ダミーの選択肢が一切ないところなども良いと思います。伝わる人には伝わる言い方をすると、サウンドノベル『街』は「花火」のシナリオまで見てこそでしょう? と。

はねことさん[Twitter]の絵と、面白いテーマに取り合わせに惹かれてこのゲームを選んだのですが、それ以外の部分も最高でした。テキストの独特な表現がどうかですが、読みにくくなるようなタイプの独特さではなかったので、個人的には大丈夫でした。

これから、いろんな人の感想や考察を見ていきたいと思います。設定資料集や主題歌CDなども味わいましょう(限定版で買いました)。ではまた。



夜売百物語-序章-、1トラック目

本編を遊んでから約5ヶ月。近日、このゲームのiOS/Android版が出ると見かけた。それをきっかけにするのも変だが、PCソフト限定版の特典であるオリジナルボイスドラマをダウンロードした。聴いてみよう。

……内容を覚えているかが問題だ。正直に言うと、「佳恋」という名前が思い出せなかった。よくない…… 佳恋ルート無いからや……

ボイスドラマは2トラックに分かれていて、約20分ずつ。今日は1トラック目だけ聴いた。特定の匂いが好印象から悪印象に変わると言うのは面白く、また生々しかった。舌が長いって何なのだろうか。これ2トラック目にリンクするやつだよな、きっと。楽しみ。にゃーん。

(11月2日 記)

夜売百物語-序章-、2トラック目

後半。1トラック目に比べて寄り道が多いスクリプトだったので、少しだけ頭に入って来にくかった。でも小兎のしゃべりにはこの方が合っているのかも。

怪異らしきものがだんだん近づいてくるの、ザ・怪談という感じで良い。オチなどもなくていいから、こういうのもっと聞きたい。

(11月3日 記)

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