コンヘックス Conhex

2019年1月25日

ネスターゲームズのゲーム紹介

t f B! P L
2段階の対辺接続ゲーム コンヘックス



データ(ネスターゲームズ公式サイトより)
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◆タイトル: Conhex
◆人数: 2人
◆複雑さ(1〜5): 2
◆時間: 30分
◆価格: 28ユーロ(スタンダード版)
◆ゲームデザイナー: Michail Antonow
個別ページへのリンク
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コンヘックス(Conhex)を紹介します。

人気ゲームです! 筆者はTwitterなどでネスターゲームズ作品の感想を(こっそり)読んでいますが、恐らく一番「誰でも楽しめるゲーム」なのではないか、という印象を持っています。どちらかと言えば、堅実に面白いゲームだと思います。


どういうゲームか一言で言えば、「2段構えの陣取りゲーム」という感じです。……よく分からないですよね。詳しく
紹介してみます。


おすすめアイテム

内容説明の前にこちらを。
コンヘックスでは「ペグ」という小さい円柱のコンポーネントを使います。ペグはどうしても転がりやすく、紛失が恐いです。

そこで、小皿のような入れ物を2つ用意することをおすすめします。筆者はおしぼり置きを使用しています。


コットンケースに収まる

ゲーム内容

ではルール説明を。

2人用ゲームです。
1人が赤プレイヤー、もう1人が黄プレイヤーとなり、赤が先手です。

まずボードを見てみましょう。

外枠が2辺ずつ赤色と黄色に塗られています。中は、白い線でいくつかのマス(区画)に分けられていますね。そして、マスの周りには(白い円)があります。
3つの穴だけに囲まれたマスもあれば、6つもの穴に囲まれたマスもありますね。
マスによって穴の数が異なる

ボードを空っぽにしてゲーム開始。

手番には、穴に自分のペグを1つ置きます

ペグを置いた結果、あるマスの周囲の穴のうち半分以上に、先にペグを配置したら、そのマスを占領します。
占領した証として、長方形の板を置きましょう。

例えば。
3つの穴のうち2つにペグを置いた。占領 
6つの穴のうち3つにペグを置いた。占領 
相手が占領済みのマスは、もう占領できない

板を置くことに手番は消費しません。また、1つのペグにより、同時に複数のマスを占領することもあります。
同時獲得



占領したマスで、外枠にある自分の色の辺から辺までひとつながりになれば、勝ちです。
引き分けにはなりえません。
赤は👇で示した穴にペグを置けば、
2マス同時に占領して勝利


なお、黄プレイヤーは最初の手番で、「自分の色を赤に変更する」権利があります(「スワップ・オプション」。ヤバラスの記事で説明した「パイルール」と同じもの)。先手有利を防止するためのルールです。


面白さなど

『ヘックス HEX』や『ツイクスト』のような対辺接続ゲームに、エリアマジョリティ要素が組み合わさっています。
※エリアマジョリティ……各地域でコマ数の多寡を競うゲームの総称(定義に多少の幅がある)。『エルグランデ』『王と枢機卿』『ベガス』など。

どちらかと言えば、エリアマジョリティ要素の方が色濃い気がします。「あちらにも置きたい、こちらにも置きたい」の分かりやすいジレンマがあり、すぐに面白さと悩ましさが味わえます。

シビアさもなかなかあり、1手の遅れからずっと防戦一方になってしまうことも。気付いた時には勝ち目がなくなっていた、ということも結構起きます。でも、上達もしやすいのではないかと。ゲームが短めなこともあり、負けた方が「もう1回!」と言いたくなると思いますよ。

普段アブストラクトゲームを遊ばない方にも評判が良いようです。ルールも簡単ですしね。Twitterなどでも比較的感想を見かけることができるゲームですので、購入検討中の方は「コンヘックス」で検索してみてはどうでしょうか?




以上、『コンヘックス(Conhex)』の紹介でした。


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このゲームはネスターゲームズ(nestorgames)の作品の1つです。ネスターゲームズについてご存知ない方は、こちらの紹介記事をどうぞ!

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