さまざまな古典ゲームについて、ほんのちょっとだけ語ります。
ゲームそのものの紹介だったりおすすめだったり。関連書籍を取り上げたり。一応、毎日別のネタについて書きますよ。
トランプの本(1)
「厳選された面白いトランプのゲームを知りたい」という方におすすめなのが、草場純さんの『夢中になる!トランプの本』です。
この本が良いのは、(大体の人にとっては)ちょうど知らないあたりのゲームが並んでいるということです。図も豊富で、「平易で読みやすい」ことに相当力を注いでいる感じがします。あまり難しいゲームは入っていません。
草場さん自身がこの本の成り立ちや舞台裏を語っている文書も必読です。
(2019年1月17日 記)
この本が良いのは、(大体の人にとっては)ちょうど知らないあたりのゲームが並んでいるということです。図も豊富で、「平易で読みやすい」ことに相当力を注いでいる感じがします。あまり難しいゲームは入っていません。
草場さん自身がこの本の成り立ちや舞台裏を語っている文書も必読です。
(2019年1月17日 記)
中国麻将
中国麻将(中国麻雀、国際麻将)をご存知でしょうか。日本の麻雀とはいろいろ違うところがあり、筆者は中国麻将派です。
中国麻将にはリーチ、ドラ、フリテンなどの要素がなく、基本のルールは幾分シンプルです。さらに、符や倍々計算や不規則な満貫システムによる煩わしい得点計算がありません。
かわりに役が81種類と、日本の麻雀の約2.5倍もあります。先ほど「符がない」と書きましたが、ある意味「符しかない」という感覚です(カンチャン待ちとか、単なる槓とかも役になっています)。そして、これらの役を上手く組み合わせて「8番縛り(8点縛り)」をクリアしないと和了れないのです。慣れれば1翻縛りと2翻縛りの中間ぐらいの難度なのですが、最初は難しいと思います。
読みや駆け引きに重点を置く日本麻雀に対し、手作りに難しさが集約されている中国麻将。機会があれば、ぜひやってみて下さい。
(1月18日 記)
ドミノ
ポリオミノの記事でもちょっとだけ触れたドミノについて、初心者向けに紹介を。
ドミノは、例えばトランプのように、いろいろなゲームが遊べるものです。あとはググっていただいて…… ここではドミノ牌のセットを購入したい人向けのお話。
ダブル6(「0と0」から「6と6」まで、全28枚の一揃い)のドミノは日本でも多くの種類が売られていますが、ゲーム向けということだと選択肢が狭いと思います。裏から目が分かったらゲームに使えないので、牌そのものが色分けされているものはダメですね。
ここはいっそ、米Amazonなどで、「dominoes double 9」あたりで探すといいです。ダブル9かダブル12にしておけば、遊べる幅が広がります。
目が単色の物(全部黒、など)と目が多色の物(1は水色、2は緑、3は赤…など)がありますが、多色の物が遊びやすく、おすすめです。
(1月19日 記)
ネスターゲームズの商品
ネスターゲームズでも古典ゲームがいろいろと販売されています。公式サイトの「classic」カテゴリからまとめて見られます。
リバーシ(オセロ)、チェス、バックギャモンや、そのほか馴染みの薄いものもたくさん並んでいますね。これらがネスター仕様でコンパクトに持ち運べるのは、なかなか良いんじゃないでしょうか(ポータブル仕様でない物もありますので、説明をよく読んで下さい)。将棋はデラックス版のみあるようです。
囲碁は2種類のボードで販売されており、一方は9路13路19路兼用という優れものです。この囲碁のようにパッド2枚を使うゲームは、近く廃止または値上げされるようです(このツイートとかこのツイート参照)ので、欲しい人は早めの確保が吉かも。
(1月20日 記)
トランプ本(2)
トランプゲームが事典のように載っている本といえば、赤桐裕二さんの『トランプゲーム大全』です。その数なんと約250ゲーム。しかも、体系的にまとまっているのが素晴らしいです。図などはなく無骨ですが、説明は過不足なく極めて読みやすいです。筆者は一時期持ち歩いて暇さえあれば読んでいましたし、別の時期は枕元に置いて寝る前に読んでいました。
トリックテイキングゲームを開発しようとしている人にもおすすめかも知れません。カブりのチェックに役立ったり、あるいは着想元になったりすると思います。
全世界のゲームをバランスよく集めているのだと思いますので、日本生まれのゲームや1人用ゲームを調べたい方は他の本で補うのがいいでしょう。
(1月21日 記)
モノポリー
今となっては欠点(標準ルールで遊ぶと長すぎる、お金のやりとりが細かすぎる、など)が目につくゲームですが、昔はよく遊びました。特に、スーパーファミコンの『ザ・モノポリーゲーム2』は素晴らしいビデオゲーム化でした。ミニゲームや読み物も面白かったですね。
モノポリーって、「ただグルグル回って、運良く土地を買えていた人が勝つゲーム」と認識している人も多い気がします。相手にカラーグループを揃えさせる交渉が起きるぐらいのレベルまで行けば、結構楽しいですよ。競技モノポリーのテクニックの進化はすごいなあと思います。
抵当の簡略化or廃止、お金の桁数を減らすとかの方向で、大胆にシェイプアップしてほしいです。
(1月22日 記)
Hex Strategy
これは戦術本であり分析本ですね。文章もそこそこ多く、自分の英語力ではゆっくりとしか読み進められませんが。こんなシンプルなルールのゲームに、これだけ多角的な見方があるとは驚きです。さらに、解説付きのサンプルゲームが4戦分、解説なし(棋譜のみ)のサンプルゲームが27戦分、パズルが30題載っています。
付録として3×3〜26×26の盤面がついており、コピーすれば自由なサイズで紙ペンプレイできるのも嬉しいところ。
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