ゲムマ前のネスター購入ガイド

2008年11月21日

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本記事は、ゲームマーケット2018秋の開催前(2018年11月21日)に執筆した古い記事です。

現在、こちらの記事で情報を得ることは推奨しません。ネスターゲームズのおすすめ作品を調べたい方は、
◆ネスターゲームズのおすすめ作品 2019◆」記事をご覧ください。




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今週末(2018年11月24日〜25日)のゲームマーケットにて、ネスターゲームズのゲームが販売されるようです。

これに合わせて、趣向別にいくつかの作品を紹介します。もちろん、ゲムマに行かない方が参考にしていただくのもよいと思います。また、ちょっとした豆知識も数点書いておきます。

ゲーム名は、公式サイト内ゲーム個別ページへのリンクになっています。また、(説) は日本語説明書へのリンクです。

なお、今回の記事では筆者が未プレイのゲームも少し紹介に含めています(最低限、ルールと、他の方のレビュー/レポートを複数読んだ上でのおすすめです)。また、ここで紹介するゲームたちが全てゲムマに並ぶかは分かりません。このあたりはご了承下さい。




おすすめゲーム

まず、ネスターゲームズのゲームを遊んだことがない方は、ぜひ過去記事の「初ネスターにおすすめ4選」をチェックして下さい。

この4作は、筆者が初購入の人に対して最もおすすめするものです。ただ、4作の中でも大きく2つに分けられ、以下のようになります。
とにかく簡単なものが良ければ上の3点プラス他のもの、逆にやりごたえが欲しければヴォローと他の何か、などとしてもよいと思います。


多人数でワイワイ遊びたい方へ

  • 火星の庭 Gardens of Mars』() - 2〜5人用。火星を花でいっぱいにしよう。ダイスで進み、花を植え、同色の花がつながった数だけ得点する
筆者の知識の中では、多人数向けはこれが圧倒的におすすめです。他に多人数で遊べるゲームは、公式サイト内「family games」のコーナーから探してみるといいでしょう。
火星の庭には続編的存在の『イオの庭 Gardens of Io』『エンケラドゥスの庭 Gardens of Enceladus』があります。これら2作はダイス振り要素はありません。また、公式サイトでは火星・イオ・エンケラドゥス3作セット売りもあります。
火星の庭


たくさんのゲームが遊べる品

1つのコンポーネントで多数のゲームが遊べるようになっている作品です。基本的には、書籍PDFを自分で印刷するなど、一手間必要です。詳しくは下記の個別記事などを見て下さい。
  • ヤバラス Yavalath』() - 六角形ボードと3色のコマ。書籍があれば15個以上のゲーム。詳しくは個別記事参照
  • 渋 Shibumi』- 正方形ボードと3色の球。球をピラミッド状に積めるようになっている。書籍があれば34個以上のゲーム。書籍ページはこちら(←無料のPDF版もあります)
コスパが高い品々、だと思います。最初のおすすめ記事とも重複しますが、ヤバラスがより推奨です。渋も面白いのですが、フィールドが小さいので多少「ニム」っぽい感覚のゲームが多めです。


ミニマルなゲームが好きな方へ

必要最小限のルールだけで構成されたゲームたちです。単純で遊びやすいことを求めてこのゲーム群を選んでももちろん良いのですが、どちらかと言えば「これだけでゲームになるんだ」と感心したい方に向いています。

  • 太極 Taiji』() - 2色タイルを1枚ずつ置いていくだけ。自分の色をより広くつなげた人の勝ち。2人で1種類のコマだけという潔さ
  • ヘックス HEX』- 自分のコマでひし形の対辺をつないだ方が勝ち。「つなぐ」系の古典。説明書は無いので個別記事をどうぞ
  • カバとワニ HIPPOS & CROCODILES』() - 自分の動物タイルを1枚ずつ置き、置けなくなったら負け。スーパーシンプルゲーム
カバとワニは、個人的には好きなのですが、本当にシンプル極まりないです。『ムーンハーベスターズ Moon Harvesters』() の方が、図形による個性の違いが分かりやすくていいかも。
太極


少し歯ごたえがある(ライト寄りのミディアム級)おすすめ


ある程度、長く(繰り返し)遊べそうなゲームたちです。もし1つだけ買うなら、このカテゴリからが良いかも知れません。ルールはそれぞれ2〜5分程度で説明でき、『ヴォローよりは分かりやすいです。1回のプレイ時間は、カラニッシュは短め、アマゾンは長めだと思います。



今回のおすすめは以上です。実は、地味な見た目のゲームを意識して多めに紹介しました。華やかなものは、黙っていても目に留まりますからね。
もっと難しさのあるゲームも紹介したいのですが、残念ながら筆者が経験不足です。またいずれ書きたいと思います。



知っておくと良いこと

ボールなどを入れる容器があるといいよ

ボールを置いていくゲームの渋 Shibumi』、アクロン Akron』()、マーゴ Margo』()。小さいペグ(転がりやすい円柱形)を使うコンヘックス』() 。
これらを買う場合は、別途ボールやペグを入れておく容器を用意するのがおすすめです。筆者は百均のおしぼり置きを使っています。

左はコンヘックスの1人分のコンポーネント。
右は渋(ninja edition)の1色分のボール
コットンケースにジャストフィット

エディション(版)が複数あったりするよ

ゲムマでは関係ないかもしれませんが、「standard edition」と「deluxe edition」の2段階のエディションが存在するゲームがいくつかあります。『渋』は4段階もあり、最も安価(そしてコンパクト)であるものは「ninja edition」です。
上位のエディションは全体的にとても美しく、一部ゲームでは遊びやすくなっている部分もあります(例えば『コンヘックス』deluxeはペグが転がりにくい形状になっている)が、価格も格段に高いです。
興味がある方は公式サイト内「deluxe editions」のコーナーを覗いてみてください。

多分、イメージより小さいよ

ゲームケースもコンポーネントもサイズ小さめです。試遊卓があるようなので、できれば一度触ってみましょう。『フリンク Flink』() など面白いのですが、遊びにくく感じないか確かめておくと良いでしょう。
そりゃあ、このケース1つに
ゲームのコンポーネントが丸々入ってるわけですから
フリンク

アクリルは1回見る価値あり

ペントアップ Pent-Up 白黒版』()、『デュプロヘックス Duplohex』() などで使われているアクリル製のコマは美しく、一度見ておく価値があると思います。試遊したら購入欲が刺激されちゃうかも? 手の脂が目立ったりもしますけどね。





紹介は以上です! 明日からも毎日何らかの更新は行いますが、次のネスターゲームズ作品の紹介は3〜4週間後を予定しています!



(2018/11/22修正) 『アマゾンの英字表記を『Amazon』から『Amazons』に修正しました。
(2018/11/24修正) それぞれのおすすめカテゴリーの内容を加筆修正し、少し詳しくしました。『渋ルール書籍へのリンクを貼りました。
(2018/11/25修正) 『エンケラドスの庭の英字表記を『Enceladus』から『Gardens of Enceladus』に修正しました。
(2018/12/3修正) 『アマゾンのコマ・矢の動き方について「飛車」と書いていたのを「(チェスの)クイーン」に訂正しました。
(2018/12/5修正) 次のネスターゲームズ作品の紹介予定を「2週間後」から「3〜4週間後」に変更しました
(2019/7/2修正) 現況に合わせるため、『渋』のエディション数を「4段階」に変更しました。
(2019/10/30修正) 本記事を「読むことを推奨しない記事」に変更し、代わりに「◆ネスターゲームズのおすすめ作品 2019◆」へのリンクを貼りました。

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