トケタ?vol.6.1で遊ぼう

2020年2月1日

パズルと謎

t f B! P L

紙と鉛筆で解くパズル本、『トケタ? vol.6.1』に取り組んでみます。

『トケタ?』は名うてのパズル作家たちによる、自費出版のパズル本シリーズです。その本編(例えば『vol.6』など)は本格的で、時にとても難しく、そしてマニアックなすごい本なのです。詳しくはシリーズの公式サイトをご覧ください。

しかし今回解く別冊の『vol.6.1』は、比較的わかりやすいルールで易しめのパズルが集まっているようです。この記事では、この本を1日1パズル種ぐらいのペースで解き、感想を書いていこうと思います。

【この記事は2020年2月1日〜5日に更新していました




ブロックメイズ


本の2番目に載っている「ブロックメイズ」から解いていく。なぜ最初に載っているスケルトンからじゃないかと言うと、なんとなくスピード感が欲しい気分だったからだ。

このパズルは当初、いつかの日本パズル選手権で解いた気がする。たしか。最後にワンタッチして線が帰ってくるのが印象的だった。

2番 - かなり詰まった。右上のt型エリアが突破口になった。後で巻末ヒントを見ると、それで良かったようで。
3番 - 直線はいいぞ。
5番 - 息を止めて毒の沼地を1歩ずつ歩くような…… それと、2本線が並行してずずっと伸びるのが楽しい。
7番 - 線は湧くもの。
9番 - 同じパターンを基本→応用と繰り返していく感じ。
10番 - ここまでのまとめ感。でかいブロックに一気に×が入るのが気持ちいい。
11番 - 2回ハタン。6割ぐらい進んだところから亀の歩みだった。右上の決まり方好き。

最後は重かったが、なんとか解き切れた。満腹感あるので、後ろにある特殊ルールの問題は後日に回す。ここまででかかった時間は全部合計52分40秒で、問題ごとだと順に以下の通り(分単位、1分未満切り捨て)。
0-5-1-1-0
2-2-2-3-9
22

問題ごとにやりたいことが分かりやすくて良かった。全体的に楽しかったが、「こんなにチマチマしていたかな」という印象はある。

(2月1日 記)


Cross the Streams


お絵かきロジックとぬりかべを合わせたようなパズル。実際、解き味も両パズルの中間、という感じがする。

黒マスは塗らず、「×」と「・」の記号で解いた。でも、斜めのつながりは無関係だから×より○なのでは、と考えて4番からは「○」と「・」で解いた。


5番 - 4番までは手が止まらなかったが急につまづいた。未だにどう解くべきだったのか分かっていない。「?」で困ったわけではない……と思っているんだけど、何か見落としている感じはする。
6番 - 中身は見た目以上に潔い。好き。
7番 - トケタ。

ここで、やっぱり違和感があって「×」と「・」に戻した。

8番 - 1回ハタン。同じことを繰り返すのも楽しい。
11番 - 不安定なオブジェみたいな。
12番 - ちびちび決まる感。
13番 - 「?」の使い方が気持ち良い。ループができて一瞬ギョッとする。

14番で2回ハタンした。いい時間なので、ここまでで中断。

1〜13番の合計タイムは39分0秒で、問題別だと以下の通り(分単位、1分未満切り捨て)。
0-0-0-0-7
0-0-4-2-4
3-5-5

ひとつながりルールを使う頻度が絶妙で楽しかった。これが多いと一気に面倒臭くなる気がする。

(2月2日 記)


スケルトン


ここで、最初に載っているスケルトンを。ちょっと息抜き的な感覚で。

2番 - 「トリダンゴ」がなんとなく良かった。
4番 - 「トウサンホウ」、見るだけで気が滅入る。
6番 - ループは強い。
7番 - 急にパズルっぽくなった。最後までじわじわだった。

時間は計らず。でも多分、7番で全体の3分の2ぐらい占めてたでしょう。

(2月3日 記)


TomTom


計算ブロックことKenKenことTomTom。ルール2の括弧内はやや美しくない気がするけど、これがあった方が面白いとは思う。

1番 - このサイズで1回ハタンした!
3番 - 人口密度(?)が低い。
6番 - ギリギリヒントで解ける感じが楽しい。
8番 - 綺麗だなあ……
9番 - 「13+」の決まり方好き。
10番上から4マス目の左から2マス目がいきなり決められるのが好き。他に波及しなかった気はするけど。
12番 - ついつい素因数分解してしまう質なのでちゃんと計算したけど、要らなかった……ね。
13番 - じわじわ、正統派な感じ。
14番 - 「3-」があるから、最下段の左から4マス目に4が入れない、と決まるところが楽しかった。

少し疲れたので一旦ここまで。ちょうど7×7まで終わったのでいい区切りでしょう。

数独とかでたまにやってしまう、「こっちに1は入らない」と思いながらそこに1を書き込んでしまうやつを頻発してしまった。計算しながら並行して書き込むのが苦手になってきたかも。

1〜14番の合計タイムは1時間13分10秒で、問題別だと以下の通り(分単位、1分未満切り捨て)だった。
1-2-1-1-2
7-3-5-4-6
5-7-12-11

(2月4日 記)


全問制覇へ

昨日までにお残しした問題を解いて、全問クリアに挑んでみよう。

まずはブロックメイズの最後に載っている「ブロックメイズ (Signpost)」。エリアごとに、通るマス数が個別に指定されているもの。
4番 - エイヤっと線を引いて終わった。
5番 - 「×」(線が通らない印)はいくつか付けられるものの、ほとんど進んでいる感じがしない。2分ぐらい完全に手が止まったので、「なんとなくこうかなあ」で線を引いておしまい。後でヒントを見ると、なるほど、と。

この5問の合計タイムは9分29秒で、問題別だと以下の通り(分単位、1分未満切り捨て)。
0-0-1-0-6

次は「Cross the Streams」のラスト2問。
14番 - 数日ぶりに対峙すると、足取り軽く埋まっていく。普通のお絵かきロジックみたいな感覚。妙に気が晴れやかだ。……あれ、またハタンした! 通算3回目! しかも前の2回と一緒の所(右下で分断してしまう)。変な癖がついていそうなので、違う方向からゆっくり進めると無事解けた。ハタンの原因は不明だが、まあいいか。先日のと合わせて35分0秒
15番 - 綺麗だ。序盤、まあまあサクサク進んでいく。左から5列目の下側の「2」の決まり方が良かった。中盤、詰まる。ここが分断せずにつながればいいのかなあ、という見当はつく。でも論理的には解き切れず、線を引いて試行錯誤気味に解いた。3回目の試行で行けた。13分50秒
×→線。
セーブポイントを自分で置くイメージ

最後は「TomTom」の後ろ4問。
15番 - 「どちらかに4、どちらかに8」のようにメモした箇所の中身が、その後すぐに判明する! これは楽しい。7分47秒
16番 - ヒントが素敵だなあ、と思っていたら解き筋はもっと素敵だった! 鮮やか。20分30秒
17番 - 1マスの答えがあることに気づかないまま結構解き進めてしまうという、謎のタイムロス。10分30秒
18番 - じわじわ。最後、4分の3ぐらい埋めた所でだいぶ詰まった。そこで、不安なところからは、薄い字で書いていった。結果、大きいミスなく行けたみたい。22分10秒
仮置きというほどでもなく、
ほんのり薄く

というわけで、1冊まるまるトケタ! パズル本を解き切るのは久しぶりかも。いやー、楽しんだ。満足! 自分はちょうどこのレベルを必要としていたのかもしれないなあ。

(2月5日 記)



この記事は以上です。

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