ネスターゲームズからは、「nestorpuzzles」として純然たるパズル作品も販売されていますが、今回はあくまでゲーム作品の方から。
この記事では、ゲームやパズルのルールはあまり説明していませんので、その点はご了承ください。
また、少々ネタバレの要素が入ると思いますので、まっさらな状態から1人用に挑みたい方はこの先を読まないようにしてください。
とは言え、極力楽しみは奪わないようにするつもりです。スコアや感想から少しだけ情報が入っちゃうかも、という程度です。必要があれば改めて注意書きするようにします。
グリーネスト Greenest(2019年1月4日)
3つのゲームがセットになった『グリーン、グリーナー、グリーネスト(Green, Greener, Greenest)』から、1人用ゲーム『グリーネスト(Greenest)』を遊びます。3すくみのルール下で捕獲を繰り返し、最後に1つのスタックにできれば成功です。今回は、制限時間30分で1発勝負とします!
初期配置(ランダム)。 繰り返し配置が多いよ! |
途中経過1 |
途中経過2 |
終了図 |
それほど先読みしていないものの、意外とあっさりクリアできました。色の操作順に制約がないというのはラクな気がしますね。色が端の方に極端に固まったら、そうも言ってられなかったかも知れませんが……
パズルの手練れなら、困難な配置(あるいは不可能な配置)を見つける方が面白いかも。
トゥイッグ Twigs 「三角形」(1月5日)
『トゥイッグ(Twigs)』の説明書に載っているパズルの1つ、「三角形」を解いてみます。1色のピース12個を全て使い、決まった形(六角形15個から成る大きい三角形)を作れというもの。これも制限時間30分で挑戦します。あ、制限時間を設ける理由は、もっぱら筆者の時間の都合です。パズルですから、本来はのんびりやればいいと思いますよ。
最初はあまり考えずにとりあえず組んでいく。 にょろにょろしたやつが多く残っており厳しそう |
あと1個! 残念! |
またもあと1個! しかも、残ったピースの枝分かれ位置があと1箇所ずれてれば! |
結果:完成できず
「あと1個」という状況を2回作れたのですが、失敗でした。ただ、あと1個って別にそれほど惜しいわけではない気がしますけど。
2回目の「あと1個」図、直感では、パリティのような考え方から「作れない図形」のようにも思えるんだけど作れちゃうんだなあ。
しかし改めて、トゥイッグは捉えにくい図形ですね。初めてこのゲームを触ったときのような感覚がありました。ゲームの記事で紹介したように、下に完成図のガイドラインを敷いておけば試行錯誤をだいぶスピードアップできそうです。
ライン オア カラー Line or Colour 最初のパズル(1月6日)
『ライン オア カラー(Line or Colour)』の説明書に載っているパズルのうち、最初に載っているものに挑戦してみます。つまり、勝利条件を満たさず白リングを何個置けるかという課題ですね。スコアアタックのようです。ビンゴゲームで「ビンゴせずに何個の穴を空けられるか」という問題がありますが、その上級版でしょうか。
5×5ボードと7×7ボード、合わせて制限時間30分でやってみます。なお、白リングは無限にあるものと考えます。
適当に作った失敗例 |
結果:両ボードとも、理論値だと確信できる個数に到達(計6分11秒)
なんか歯切れ悪い結果ですねえ。へへ。いや、単純に考えて置いていけばこの個数に達しやすいんじゃないでしょうか。易しいと思いますので、個数と写真は伏せておきます。気になる方はTwitter(@hakase_kk)ででも聞いてください。
多分これは、その先の問題の前哨戦なんでしょう。もしかしたら、受験数学における「誘導」の問題なのかも。
渋 Shibumi 『スピン』(1月7日)
ゲーム集『渋(Shibumi)』の1人用パズルのうち、『スピン(Spin)』に挑戦してみます。初期手札のように与えられる3色のボールを好きな順に置いていき、別色のボールが隣接したら第3の色に置き換えます。例えば、黒と赤が隣接したら両方白に換えます。最終的に全てのボールを1色に統一できれば勝利です。
このパズルは、初期手札が「問題」になっているわけです。レベル別に合計8問。
渋ルールブックより |
結果:上から1, 3, 4, 5, 6問目をクリア
5問目クリア目前 |
一方、3, 4, 5問目はそれぞれ1分ぐらい、6問目も2分ぐらいしかかかっていないと思います。より簡単な問題に帰着させて解けた感じです。最後に7問目(Mediumの2番目)が解けそうで解けない、というところでタイムアップ。この時間が一番楽しかったです。
5問目ぐらいまではボードが十分広いので、ボールを置く位置にあまり意味がなく、その点は物足りないかも知れません。2問目が解けなかった人の言うことではないけど。10ボール以上使ったEasyレベルの問題があれば解いてみたいかも。原理的に難しいかな?
ヴォロー Volo Figure12の問題(1月8日)
自分の駒をひとかたまりにすれば勝ちのゲーム『ヴォロー(Volo)』。この説明書には、「ここから数手で黄色の勝利までの手順、分かるかな?」と、1つだけ問題らしきものがあります。説明書最後の「Figure 12」のところです。指定された盤面から、通常ルール通り勝ちを目指す問題です。
「例」の項目の中にあるのでそこまで難しくはなさそうですが、どうでしょうか。いつも通り、30分以内で考えます。「数手で」とちょっと曖昧なのは気になりますね。
結果:これで正解と確信はしていなかったものの、結果的には正解を選べた(12分5秒)
「恐らくこの手で始めればよいはずだ」と心に決めたところで、文末の「答えはこちら」のURLをwebで開き、正解を確認しました。すると1手目は合っていました。その先は青の応じ方によって複数通りに分岐し、その全てを明確に認識していたわけではありませんが、概ね正解とみなしていいんじゃないでしょうか。テキトーすかね?
それにしてもこの解説ページは明快で良いです。「これでいいと思うんだけど……」が「確かに、これで完璧」に変わりました。
手数を知った上でこの問題に取り組みたい方は、解説ページにアクセスして、最初の図に付されている文「Orange to move and win in (ある数値) half-moves.」だけ見るといいと思います。その数値が勝利までの手番数です。例えば5だったら、「黄→青→黄→青→黄」と打って最後の「黄」の瞬間に勝利となるわけです。
この解説を読んだ今、もっとこのレベルの問題を解いてみたくなりました。
トゥイッグ Twigs 「最大」(1月9日)
再び『トゥイッグ(Twigs)』のパズルから、今度はスコアアタック系の問題「最大」をやってみます。1色のピース12個を全て使い、なるべく大きい1つの領域を作ることが目的です。例によって、制限時間30分でやります。これは今までのものより幾分ネタバレ度が高く、それなりに上手くいったと思われる図や、スコアが書かれていますのでご注意ください。
今回は、経過を写真付きで。
まずはテキトーに作ってみる。面積33 |
崩して、もう1回テキトーに。面積39。 まだ形に馴れてみるというところ |
まず、全体を真円に近づける方が広くできるだろうと。
そして、特に長さを稼げるピース(分岐がなく、直線に近い形など)はなるべく散らして置き、その間を他のピースで繋ごうと考えました。
すると……
面積41 |
左下などを微調整。面積45 |
結構手応えがあったのでここで終了としました。
結果:面積45
あまり無駄がなさそうな形にできたので、満足しています。可能な最大面積はどうだろう? 勘ですが、46, 47はありそうな気がします。48は届くかな?
今回は写真の通り、下に補助シートを敷いてプレイしました(過去記事で提案したものです)。このパズルでは、絶対敷いた方がいいと思います。最初だけシート無しでやったのですが、面積を数えるのがとても面倒でした。全体をずらしやすいので撮影にも役立つという、意外な効用もありましたね。
1人用ゲーム、パズルに取り組むのは一旦ここで区切りにします。明日からはまた外部サイトに何か書きに行きます。
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