電話展示『Emergency Call』を聴いてみた

2020年5月2日

いろいろ

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電話で聴く展示『Emergency Call』を体験してみました。

これは美術家の大岩雄典さんによる展覧会(『美術手帖』に「展覧会」と表記されている)で、電話をかけるだけで聴けるというものです。詳しくは、下にあるご本人のツイートから、サイトにアクセスしてください。



ここで感想を書きます。鑑賞というレベルではないです。ただ思ったことです。

  • 最初の増田義基さん。「ワン」で切り替わる感じが好き。
  • ラジオ体操第一→岡嶋隆佑さん(没入感)→永田康祐さん(ムース)の流れ。何かを考えることを促されているのか、と多少疑心暗鬼になりつつ聴いた。
  • 西村梨緒葉さん(おまじない)。面白かった。このぐらいの狂い度のまま、もっと長く聴いていたかった。
  • 関悦史さんと日和下駄さん(俳句)。好きな感じの俳句も結構あったが、電話ゆえ戻って聴けない。自分のペースで鑑賞できないメディア。
  • 坂本光太さん(チューバ)。すごいきちっと設計されている感じ。
  • 無音になると、自分の心拍音や環境音が聞こえてくるし、聞き逃さまいと音に集中していた状態から一気に「思考」に頭が切り替わる。無音って強い表現なんだなあ。
  • 途中でこう、すごい仕掛け(びっくりするやつとかインタラクティブなやつとか)があるのかなと身構えていたけど、予想以上に淡々としていて、でもこの展示形式からか集中して聴けて、なかなかよかった。


公式サイトについて、気になったことが2点。
  • 参加者の肩書きが雄弁であると思う。結果的には鑑賞の補助になった。
  • 放っておくと電話番号が薄くなっていく仕掛けは何の意図が?


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