流氷に乗って Go with the Floe

2018年11月20日

ネスターゲームズのゲーム紹介

t f B! P L
白熊とアザラシの追いかけっこ 流氷に乗って

データ(ネスターゲームズ公式サイトより)
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◆タイトル: Go with the Floe
◆人数: 2人
◆複雑さ(1〜5): 3
◆時間: 30分
◆価格: 20ユーロ
◆ゲームデザイナー: Phil Leduc
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鬼ごっこゲームの流氷に乗って(Go with the Floe)を紹介します。
追いかけるホッキョクグマ役と、逃げるアザラシ役。2人の役割が全く違う「非対称ゲーム」ですね。

ゲームの概要と目的

2人用ゲームです。

一方のプレイヤーが2体のホッキョクグマを、もう一方が2体のアザラシを動かし、追いかけっこをします。
氷上での追いかけっこなので、足場の氷が割れ、徐々に動ける範囲が狭まっていくのがミソ。
ホッキョクグマはアザラシを2体とも捕まえることが目的、アザラシは1体でも逃げ切ることが目的です。
ひたひた……
終盤は穴だらけに

ゲームの進め方

(以下、ホッキョクグマを「白」、アザラシを「黒」と略します)

プレイヤーの手番では移動をします。
プレイヤーの手番では移動か捕獲かのどちらかをします。
全くアクションできないときに限り、パスになります。

移動

1マスか2マス直線移動します。斜めもあり。移動先は空きマスでないといけません。
2マス動かすときに、穴を1マス飛び越えてもかまいません
途中で曲がるのはダメ 
この白の動き方は矢印の5通り

移動後に、移動前にいたマス通過したマスには「」を置きます。
移動で穴が空く

捕獲

白が黒に隣接しているときだけ捕獲できます。捕獲するなら、白と黒を両方取り除きます。そして、白がいたマスにだけ穴を置きます。

ゲームの終わり

この手番を繰り返し、白が2体の黒を捕獲したらもちろん白プレイヤーの勝ちです。
両者が連続でパスしたら、逃げ切りで黒プレイヤーの勝ち。
また、黒が1体の逃げ切りを確定させればその時点で黒プレイヤーの勝ちです。逃げ切り確定(説明書の「隔離」)とは、例えば下のような状況です。
この黒は絶対に捕獲されない

逃げ切りが確定しているかどうかは、慎重に判定しましょう。



プレイ感など

焦点が「捕獲」に絞られているので、考えやすくていいですね。アザラシ側は、逃げ切り状態から逆算して動く。クマ側は、いかにそれを崩すか。

捕獲時は隣接が条件ですので、アザラシは意外とスルスル逃げられます。クマのそばをすり抜けて動くのはちょっと気持ちいいです。一方クマは勝ち筋がそう多くない感じもしますが、序盤の布石(布穴?)次第かもしれません。

終盤は、残りマスを数える感じになりやすいと思います。見た目がかわいい割に、しっかりアブストラクトしてます。

説明書「マッチプレイ」の項目のように、白黒1回ずつの2戦を1セットとすると、勝ったときの空きマス数が得点になるので、また別の駆け引きも出てくると思います。




以上、『流氷に乗って(Go with the Floe)』の紹介でした。


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このゲームはネスターゲームズ(nestorgames)の作品の1つです。ネスターゲームズについてご存知ない方は、こちらの紹介記事をどうぞ!

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