自分の色つなげる3人ゲーム レッド
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◆タイトル: RED
◆人数: 2〜3人
◆複雑さ(1〜5): 2
◆時間: 20分
◆価格: 27ユーロ (スタンダード版)
◆ゲームデザイナー: Néstor Romeral Andrés
◆個別ページへのリンク
◆日本語説明書へのリンク
注: この記事には旧版(タイルにラベルが貼られたバージョン)の写真を載せていますが、上記価格は現行版(3Dプリントバージョン)のものです。
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カラーリングが鮮烈な『レッド (RED)』を紹介します。
3人で遊ぶのが基本のゲームです。アブストラクトは2人用が多い中、貴重ですね。
以下では3人プレイについて紹介します。2人プレイのゲームについては、説明書を参照してください。
ゲームの概要と勝敗
3人がそれぞれ白、黒、赤を担当します。みんなで順番にタイルを置いていき、1つのタイルのかたまりを作ります。
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タイルは、「円」と「地(背景)」にそれぞれ色がついています。
また、小タイルと大タイルがあります。
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円が黒、地が赤 |
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小タイルと大タイル |
得点計算の例。
例えば、この状態でゲームが終了したとします。
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白丸タイルの最大のかたまり → 3枚
白地タイルの最大のかたまり → 5枚
(大タイルは2枚分と数える)
これらをかけあわせて、白プレイヤーの得点は 3×5=15点 となります。
黒、赤プレイヤーも自分の色で同じように計算し、得点の高い人が勝ちです。
タイルの置き方
では、いかにしてタイルを置いていくのか。まず大原則。
未使用のタイルは全て脇に集めておきますが、このタイルは全員で共有です
(つまり、誰がどのタイルを選んで置いてもかまいません)。
パスはできません。置けるタイルがあるなら、置かなければなりません。
最初のプレイヤーの初手番は、小タイルをどれでも1枚置きます。
次の人からは、以下の2つの条件を守って置きます。
1. 今置くタイルが、小タイルに辺で接するように
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小タイルに接しているのでOK |
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小タイルに接しているのでOK |
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小タイルに接していないのでNG |
2. 大タイル同士が辺で接しないように
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NG |
置けるタイルがなければ即ゲーム終了。得点計算して勝敗を決めます。
その他詳しくは説明書へ。
プレイ感など
タイルを1枚ずつ置いていくだけながら、「誰がどのタイルを使ってもよい」というルールのおかげで選択肢が広がります。各タイルの残り枚数も考えつつの配置。楽しく悩めます。自分のつながりを広げるのか、他人を妨害するのか。また、どちらの相手を妨害するのか。バランスを取って進める感覚が面白いです。
筆者の経験では、毎回異なる感じのゲーム模様になっています。結構展開が広いのではないかと。メンバーや雰囲気によって、プレイ感覚が大きく変わるとも言えます。
もしかしたら、つながり枚数を数えておくためのカウンターが欲しくなるかもしれません。この意見を言った人は、今のところ自分だけですけれど……
ガチめにプレイするときの注意
3人ゲームですから、2人ゲームよりは真剣さが薄れ、ゆるふわムードで遊ぶこともあるでしょう。それならそれで楽しいと思います。一方、真剣に遊びたいときはちょっと注意です。プレイが甘いと、結構簡単に同色がつながってしまうのです。ちゃんと「点が伸びそうな人を止める」と意識しなければ、1人が独走して興ざめ気味になったりもします。あなただけが経験者なら、ちょっと言葉で誘導した方がいいかも。ルール説明もやや念入りにしておきましょう。
以上、『レッド(RED)』の紹介でした。
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