全国100位以内までやり込んだゲームを語る

2020年5月7日

ビデオゲーム

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私が過去に遊びこんだビデオゲームについて語ってみようと思います。これはほとんど無限に語れてしまう話題なのですが、今回は
ゲーム中の何らかの指標で全国100位以内に入ったことがある
という縛りを設けてタイトルを選んでみます。

【この記事は2020年5月7日〜10日にかけて更新していました】

『My Nintendo』アプリより、
3DS/Wii U/Switchにおいて長く遊んだタイトル。
3DS以降、あんまり遊んでないですねえ……

ウェーブレース ブルーストーム

まずは、ゲームキューブ『ウェーブレース ブルーストーム』。NINTENDO 64版に続く作品。2001年発売。[公式サイト]

ゲームの思い出

「渋くなったな」というのが最初の印象だった。N64→GCというのはめざましくグラフィックが向上したときで、その映像にまず感動したものの、なにか硬いな、暗いなと。色調が落ち着いているし。それと重大なプレイ感の違いは、障害物にぶつかると結構簡単に落水すること。これが「硬さ」につながっている感じがした。

でも気持ちいいポイントもたくさんあった。一番好きなところは、天候の変化。綺麗な映像で、天候による波の違いを感じながら、強めの振動を受けて走るのはとにかく気持ちよかった。水面からの「押し返し」も素晴らしい触感。サウンドや(実況?)ボイスも、任天堂には今までにないテイストのもので良かった。

本体と同時に買ったソフトなので、どうしてもグラフィックの進化やロードの長さ、それに新コントローラの感覚の方が印象深い。

やり込んだ部分

ファミ通で行われた任天堂公式タイムアタック大会(2001年)で、ベスト50に入った。しかし蓋を開けてみれば、1位とは秒単位の差。これには驚いた。後日、上位の人がネットに上げた動画を見て、そのなめらかさにまたびっくり。

でも自分なりには相当走り込んだ。ちょっと嫌になるぐらいにまで。デイビッド・マリナーという重量級選手を使うんだけど、彼のターボがめちゃくちゃ爽快で。もしかしたらこれに救われていたのかも知れない。

ところで、ベスト50の中に1人だけ、違うキャラクターを使っていた人がいた。あのポジションもかっこいい。

(5月7日 記)

桃太郎電鉄16(Wii版)

次は『桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!』。PS2版→Wii版→Xbox 360版の順に発売されたが、私がプレイしたのは2007年発売のWii版。ハドソンブランドが消滅したからか、公式サイトは見当たらない。

ゲームの思い出

桃鉄はシリーズ全作のおよそ半分をプレイしていて、もう桃鉄というものに対しての思いというよりは、各バージョンの差異の方に関心が向いている。この『16』は、シリーズ中で最もおすすめなので、その観点から語ってみたい。

桃鉄は、おおむねPS1かPS2の頃までは拡大する方向で進化してきた、と思う。が、『12』(PS2/GC)ではゲームが整理された印象で、削除・簡略化されたイベントも多くあった。ここで1回、桃鉄は完成を見た……と私は思っている。その後、高額物件の登場・カードの全体的な強化、ブロックカード・メカボンビー・三賞の廃止などを経て、『16』が2度目の「決定版」になったなと思う。「便利さ」と「長期間プレイでの面白さ」が大幅に強化されたのだ。

16からの要素で特に嬉しかったのは以下の点。
  • 「進行系」カード袋が「急行系」に変更(ぶっとびカードなどが便利系に移動)
  • 「いけるかな?」コマンドが「いけますよ!」に進化(行けるマスが全て光る)
  • 長い年数の経過後、100倍乗っ取り、MY☆売り場などにより、システム面でのインフレが進む
  • 状況により、メッセージやイベントシーンの短縮
というわけで、桃鉄の進化を最も感じたバージョンだった。ただ終盤のインフレが凄いのは好みが分かれるだろうから、大人しいものが好きな人は『12』などの方が良いだろうと思う。

なお、Wiiリモコン操作も大変快適だったことを付け加えておきたい。何といっても片手操作。それと、(熟練者が押しっぱなしにする)Bボタンの位置が良いという理由。

やり込んだ部分

Wii版で新登場の「桃鉄10年トライアル!」モードをやり込んだ。これは、決まったコンピュータプレイヤーを相手に、10年で総資産をいくらまで増やせるか競うスコアアタック。ランキングデータの送受信のみがオンラインで、プレイ自体は完全にオフライン。10年間一切セーブができないという、チートにも強いガチンコ仕様だ。

桃鉄でスコアアタックというのは非常に燃えて、のめり込んだ。結果、全国ランキングの最高位はおそらく6位(ちょっとうろ覚え)。10位までしか表示されない全国ランキングに載れただけでも、相当嬉しかった。最初に入ったときは確か50億円台。すぐ何百億の争いになり、やがて1000億超えになったが、そんな中10回ぐらいは記録を送り込めたと思う。

ある正月の思い出。帰省時に友人が集まり、夜遅いのでみんな徐々に寝落ちし、起きているのは自分だけになった。そこで10年トライアルを始めると、まだ起きていたらしい友人が、超高速なメッセージ送りを見て「読めてるのか?」と聞いてきた。プレイを進めると、何回かのリセットの末に新記録が出た。確か、朝の8時ぐらい。Wiiをテザリングでネットに繋ぎ、そのときちょうど起きてきた1人と、新しいランキングボードを眺めた。隣の部屋から正月番組の音を聞きながら。何とも言えない感慨があった。

さらに日が経ち、ランキングも相当極まってきている頃、桃鉄ファンの掲示板で「10年トライアルでゴールドカードやプラチナカードの入手が可能らしい」という話を見た。自分も久々に復帰し、その情報を活かして遂に1兆円を突破した。記録を送信したところ、10位にギリギリ入れなかったようであったが、満足した。

(5月8日 記)

Answer×Answer Live!

続いて、『ネットワーク対戦クイズ Answer×Answer Live!』。アーケードゲーム。Answer×Answer3作目にして、アーケード版最後の作品。シリーズは2007年から稼働、『Live!』は2010年稼働開始。[公式サイト]

ゲームの思い出

「クイズはゲームであってほしい」という自分の趣向にぴったりで、シリーズ3作、どれも同じぐらいの熱中度でプレイした。

思い出としてはまず1作目、タイマンでのクイズがこんなに面白いのかと。初期は問題がかなり易しかったり、知らなくても(選択肢の関係で)答えられる確率が高かったりという特徴があったが、だからこそ負けると悔しいのだな、と。最初のメジャーバージョンアップで多答積み重ねクイズが追加されたが、答え合わせは長い待ち時間なのに、こんなにドキドキできるのかと。勝ち負けで一喜一憂する原点を思い出させてくれたなという思いがある。

クイズ番組のルールの部分にとても関心のあった自分としては、新作クイズ形式がどんどん出てくるのが刺激的だった。イマイチに思えるものもあったが、改良案を考えたりする部分も含め、随分と楽しませてもらった。

形式については2つ語っておきたいものがあって、1つが「早押しビジュアルクイズ」。あまり知識が必要ないけど、これが1形式として入っていること自体、懐が深くて素晴らしいと思った。『2』で予選専用に変わったのは正しい進化だと思う。もう1つが「あまのじゃくクイズ」。あまり好きな形式ではないが、ルールをテキスト起こししたときの短さがすごいなと。問題数がもう少し多く、(根本的な問題だが)参加人数がもう少し多ければ化けたと思う。

やり込んだ部分

スペシャルジャンル「ゲーム」ランキング98位

「スペシャルジャンル」は、普段より狭い特定ジャンルに関するクイズで、どれだけ得点を稼ぐかというイベントだ。期間中、1クレジットごとの得点が記録され、そのうち良い方から15回分の記録がスコアになる。プレイ回数が多い方が有利だが、良い「瞬間風速」を15回も出すのは相当難しい。

ゲーム、しかもトップ100に入れば「ゲーマー」なる称号がもらえる、と発表されて、これはやるしかないと思った。初めて本気でイベントに臨んだが、点を伸ばすのは予想以上に難しかった。ただ、任天堂関連の問題はカモだった。

100位を狙うならば、システム上、早押しでは相当早く押さざるを得ない。特に「自分の良い記録が出そう、かつ、大きく負けている人がいるときの最終問題」なんてときは、もうめちゃくちゃなタイミングで飛び込んだ。精神的にちょっとキツいものがあった。

イベント最終日、終電に間に合うかどうかのギリギリのタイミング。「既にトップ100には入っているだろう」と思いつつも、迷った末にラスト1クレジットを入れた。ここで奇跡的に記録が伸びた。終わってみればスレスレ98位。肝を冷やした。こうして改めて書いてみると、できすぎている。

(5月9日 記)

キキトリック

最後は、Wiiの『キキトリック』。2012年発売。[公式サイト][社長が訊く]

ゲームの思い出

「聞き取りにくい音声を聞き取る」ということを軸にした遊び。各種リスニングテスト詰め合わせ、みたいな。

私、「いろんな方法で難易度を上げてくるモノ」に非常に惹かれる質で。計算ドリルとか結構好き。「前の問題と比べてここが難しい」「これは難しさの質が違う」みたいなことに異様に関心がある。なので、特にミミプロは素晴らしく楽しかった。ミミプロごとに難しさがあり、また1つのミミプロの中でも単純に線形で難度が上がるだけでなく、いろんな要素を試される感じ。

各ミミプロの好きポイントを挙げていこう。
  • バー……折り返し点で登場する「音楽」のカリスマ性。選択肢の倍増にもビックリ。
  • 売店……「美術館店」の「そう来たか」感よ。
  • インタビュー……純リスニング。5人家族オークションのストイックさがまた。
  • サーカス……「それでは夢の500枚目指してがんばって下さい!」という挑発的な説明。それと、クレイジーな声で「オニギリ〜!」って言うやつ。
  • 病院……パズル的に手堅く面白い。
  • 電器店……言うまでもなく映像が最高。役者のチョイスも良し。
  • 幼稚園……しりとりの難易度の上げ方が特に好き。
  • 工場……音が分岐するとは。

このゲームは実況動画を見るのも割と好き。

やり込んだ部分

このゲームには全国ランキングみたいなものはない。じゃあ何が他の人と比べてやり込んだかというと、ズバリ達成率100%。

100%には、「ノイズ君と仲間たち」で全員の最高レベルまでクリア、「ミミプロ」で全員の全ステージで限界の耳のカベ突破が必要。多人数プレイという道を使えば大幅に楽になる部分もあるが、私は1人でこなした。

多分、「サーカス」が人によっては絶対的な壁になるだろう。私は、Wiiリモコンのポインティング操作はいろんなゲームで慣れていたし、この当時もブラウン管テレビを使っていたから、有利だったかもしれない。最後の最後はバーだったと記憶している。ノイズ君たちのほうではマダム。

さて、達成率100%がなぜ全国100人以内だと確信できるか。それは、Web上ですら一度もそういう人を見たことがないから。今の時代にこれは相当でしょう。まあ、約1万本しか売れていないソフトだから、100人に1人も100%にたどり着けているとは思えない……よね。



この記事は以上です。最後のやつだけ、ちょっとあやしい「100位以内」でしたが。

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