トケタ?VOL.6で遊ぼう

2019年2月28日

パズルと謎

t f B! P L

パズル同人誌の『トケタ? VOL.6』を解いて、感想を記していきたいと思います。同人誌とは言っても、割とふつうに買えるやつです。
トケタ?シリーズのブログはこちら

ここでは、1日ごとに別の種類のパズルに取り組む形で。各1時間で、頭から解けるところまで進むスタイルにしようと思います。でも、やってみての具合で軌道修正するかもしれません。あと、いつもよりブロークンというか気軽に書いちゃいます。書くことに意義がある。

【この記事は2019年2月28日〜3月6日の間、少しずつ更新していました】

Maxi Loop

まずはVOL.6最初のパズル、Maxi Loop。ルールの短さがすごい。全マス通るルールって強いんだね。最初のパズルにしては割と地味だなあとは思いつつ、トイタ。

1時間で、「解いてみよう!」〜15番の途中まで。

解いてみようの9, 10番 - ちょい楽しい
4番 - ムズくない?
5番 - スッと解ける
6,7番 - しゅごい
9番 - 10マスブロックは本質を理解できた気がする
10番 - 消しゴム使わず解けた!
11番 - 堅実感。この日で一番楽しかった。左上2箇所の3の決まり方が気持ち良かった
12番 - 割とすんなり
13番 - 逆Lは爽快。あとは割と地道に感じた
14番 - この日、初の本格的ハタン
15番 - 7割方まで進んで時間切れ

でかいブロックで線の長さを数えるのがたまにめんどくさい。ループができそうかどうかの確認のとき、線が少し見づらい。でも全体的には楽しかった。
「5マス中4マス通るから、少なくともここには線が入る」みたいなお絵かきロジックっぽい手筋もあれば、「最長1マスだからすぐに線が出る」みたいな手筋もある。両方味わえるのが良い。


Nanro

2番目に載っているパズル、Nanro(signpost) に進む。こんな感じで順番に解いていこうかなと。

いっぱいあるルールをひとつずつ確認していく。ニコリ本誌か『オモパ大全集』で見たことがあるが、解いたことはなかったと思う。

1時間で、1番〜11番の途中まで。

2番 - 数字がこのように決まるのかという気づき
4番 - 右中段の橋渡しがオモシロ
5番 - おお、広い空間がこのように決まるのか! という感動。きもちい
6番 - 途中でヒントを見ると、意外なことが書いてあった。なるほどー。楽しい
7番 - 序盤、3の位置決めで手間取る
8番 - 数字の決まり方おもしろ
9番 - カチッとはまる感
10番 - どうつながるのか分からなかったが、「左下の3が左から回り込むしかない」と気づいて解けた

最初、「数字が入るとだけ決まったマスにはマスいっぱいに○をつけよう」と思っていたが、数字のつながりが見にくかったので、全ての数字に○を付けるようにした。


どれかと言えば「ぬりかべ」っぽいけど、解き味のかぶりは別に気にならなかった。入る数字が決まっていく過程に関しては、フィルオミノっぽさもあるけど、こちらの方が面白い。そして、何と言っても橋渡しするように数字をつなげる解き方ですよ。これめっちゃ楽し。

しろまるくろまる

次はしろまるくろまるだ。出た……

このパズルは、解きにくさというか、認識しにくさが最凶クラスだと思う。最初、黒丸の代わりに×を使ったり、つながりを表すのに線を引いたりとやっていたが、



1周回って普通に白丸と黒丸で解くようになった。

そして、それでも見にくくて白丸と黒マス(黒塗り)で解くようにした。

認識はしやすくなったが、スピード感はかけらもないし、試行錯誤しづらいのが困る。

1時間で、1番〜8番の途中まで。

4番 - 最初、外周全部白にしてしまって苦笑い
5番 - 25分ぐらいかかった

淡々と塗る時間がちょくちょく挟まるからなのか、感想があまり無い。数独とか波及効果もあまり感想が浮かばないパズルので、淡々とやるとこんなもんなのかも。

しかし、苦手すぎる気がする。基本手筋のちょっとの応用ができてないのか、先読みが浅すぎるのか、何か基本的な考え方が欠けているのか。

Frozen Pentominoes

次は「Frozen Pentominoes」。この原型となった「テトロミノ固め」が、ある年の日本パズル選手権の1問目として出たことは覚えていた。そのときは、低い配点に対し「泥沼になるかも」感でスルーした気がする。確か。

1時間で、1番〜8番の途中まで。ただし、表示難易度の高い6番は飛ばした。

2番 - ノーヒントで1分ぐらいで理詰めできた!
3番 - この系統の理詰めをもっとやりたかった(ただのペントミノ箱詰めパズルになる?)
5番 - Lが突破口に。ギリギリ支え合ってるかのような解き上がりの形が美しい
7番 - めっちゃ理詰めでは。これが一番楽しかった。X→I→L→…の順で進めた。

これはなかなか気に入った。上の感想では理詰め的な部分が楽しかったように書いているが、試行錯誤的な部分も同じぐらい楽しかった。テトロミノ固めから追加されているルールが絶妙なのかもしれない。「Frozen」という名前もオシャレ。こういうポリオミノ系は、メカニカルパズルとして実際に触って解きたくなることがあるが、このパズルに関してはそういったストレスはほとんど無かった。

どちらかと言えば、ペントミノ密度低めの問題の方が好きかな。最低限の支えで動けなくなっている感じが。

Checkered Fillomino

ノーマルのフィルオミノは解いたことがあるけど、「Checkered Fillomino」は解いたことがない。ちょっと迷ったが、1番を解く前に49ページのTipsを読んだ。このときは「なるほど〜」と思ったが、実のところあまりこの意味を深く分かっておらず、解きながら理解が深まっていった感じ。そりゃそうか。

1時間で、1番〜6番の途中まで。1分ほど延長して6番を解き切った。

1番 - いきなり11分かかり不安な立ち上がり
2番 - 8と7がぶつかりそうになったところで線が入ってきて面白く感じた
4番 - 数字不明のブロックが延びるのが楽しい
5番 - ちょっとずつ手がかりが出てきて理詰め感が気持ちいい
6番 - 2を伸ばす方向が1方向に決まることに、中盤ぐらいでやっと気づく



最初、この図の決まり方に気づいておらず、時間がかかった。いや、5、6番ぐらいでもちょくちょく見落としていた。三叉路禁止ということそのものなんだけど…… ちゃんと「×」を入れて解いた方が結果的に早かったかもしれない。

線がいっぺんに2本伸びる(「L」が「十字」に変わる)のが気持ちいい。他にもいろいろ面白い手筋があって良かった。

解く感覚はスリザーリンクのような線を引く系のパズルに近いと思った。スリリンの定理を習得するのに似た快感もある。他のパズルより、やればやるほど上達しそうな感じが強い。もっと解きたい。


Pyramid(sum)

次は「Pyramid(sum)」。知育やボケ防止系のパズル本にこの形状の問題をよく見る。ただの計算問題だったりもするけど。パズルとしてこのグリッドに遭遇する場合、毎回ちょっとずつルールが違っているような。

解いた記録を、普段と違う形で書く。

1番。ルールを確認しつつゆっくり解く。このパズルは、最後は覆面算みたいな解き方になるのかなあと思いつつ。

2番。もたつきながら理詰めしていくも、ハタンを繰り返す。なぜ? 繰り返し解いていくたびに同じ数のタテ隣接はダメ5以上の同じ数のヨコ隣接はダメ」などに気づき、スピードアップはする。しかしやはりハタンする。なぜだ。20分ほどもかかったので飛ばすことにする。

3番。下から解こうとしてほとんど進めず、上の「5」で場合分けをすることに。ところが、全パターンつぶれてしまう。あれ?

ここでもう一度落ち着いて考える。
分かった。「同じ数のタテ隣接はダメ」が間違いだ……

2番に戻って再チャレンジすると、問題なく解けた。3番もOK。ただ、3番は初手から5の場合分けして解いたので、易しい糸口を見落としている気はする。

4番。点線内の各段にどういう組み合わせで数字が入るかは、すぐに分かった(上2段は合わせて1つの段として)。ただここからが長かった。決め手らしい決め手も見つからず、多くのパターンを試して何とか解いた。

5番に入ってほどなくタイムアップ。1時間が終わった。

ルールが微妙に直感的でない気がして難しい。ただ、各列に「数字が全てバラバラか否か」という情報が与えられているのはちょっと新鮮だった。
ところで、どの程度まで理詰めが可能なんだろうか。気になる。


ビトゥイーン・サム

ビトゥイーン・サムは、いろいろなところで少し解いたことがある。もしかしたら、ここまで7パズルの中で最も多い題数を解いたパズルかもしれない(パズラー誌のしろまるくろまるはあまり解かなかったので)。

1時間で、1番〜15番の途中まで。
終わった後、無意識に13番を飛ばしていたことに気づいたので3,4分ほど延長してこれも解いた。

2番 - 線の細さ
4番 - 2択?ノー消しゴムでいけた
7番 - 一番上の列と一番右の列に少し書き込んだところで立ち止まった。そこを越えたら流れに乗って解けた。肌に合う
9番 - 黒マスが決まった後3分ぐらい止まった
11番 - 1,2分ぐらい考えてヒント使用。これ自力で気づいたら気持ちいいやつだ
12番 - こちらは自力でOKだった。使う数に「0」入りは楽しいけど、たまにでいいなと思わされる

どんどん手がかりが出てくる感覚があって楽しい。列の中ほどだけが「黒マスでない」と確定するところなど、面白いと思う。ルール量の割に手筋が多い?

とりあえず、おしまい

本記事はここまでで終了です(このブログは、基本1週間ごとにやる内容を変えています)。パズルの種類数で言えばまだ半分も終わっていないので、残りもいずれ解きたい。快調に解けたパズルについては中盤以降の問題も解き進めたいし、Twitterでコメントをいただいた問題に再挑戦とかもしたいところ。『トケタ? VOL.6.1』のほうも入手したいものです。ともかく、また週を改めて取り組みましょう。

「各パズルについて1時間だけ解き、簡単に感想を書く」というスタイルは自分に合っていたように思います。問題ごとに計時すると急ぎすぎてしまうし、一方ダラダラと時間を費やしすぎることもない。1日1時間というのが、集中度の高い趣味に費やす時間として、今の自分にはいい塩梅なのかな。1時間に耐えうる問題が提供されていることが大前提ですけども(ありがとうございます)。

このあと1週間はボードゲーム関連の記事を予定しています。ネスターゲームズに関してはもう少しお待ちを!

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